奈良先端科学技術大学院大学

キャリア支援室

インフォメーション「第1回FD・SD講演会~企業における博士人材の採用/処遇の現状と課題~」を開催(2015/03/25)

平成27年3月25日(水)、本学先端科学技術研究推進センター1階研修ホールにおいてキャリア支援室「第1回FD・SD講演会~企業における博士人材の採用/処遇の現状と課題~」を開催しました。

今回の講演会は、博士人材の就職活動の動向や民間企業が博士人材に求める人材像等について理解を深めることを目的として企画されました。本講演会のテーマは大学関係者の注目を集め、当日は、学外からも多数の参加者がありました。

本学キャリア支援室の菅澤貴之キャリア・アドミニストレーターの開催挨拶の後、鐘ヶ江靖史氏(EYアドバイザリー株式会社【元文部科学省科学技術・学術政策研究所 研究官】)による基調講演が行われました。鐘ヶ江氏は、博士後期課程学生の就職活動や企業における博士人材の活用等について、学校基本調査や科学技術・学術政策研究所による調査研究のデータをもとに解説し、その後、イノベーション創出を期待される博士人材には、専門分野に関する深い見識と共に、汎用的なスキルの修得が社会から求められていると説かれました。

続いて、北海道大学産学連携本部鷲見芳彦特任教授から「北海道大学における博士・ポスドクキャリアパス支援事業の成果と課題」と題して来賓講演が行われました。鷲見氏は、北海道大学が産業界と協働で実施している長期インターンシップやマッチングイベント等の博士人材キャリア支援プログラムについて紹介し、博士人材のキャリアパス多様化の進展には、博士人材本人や受け入れ先である企業のみならず、指導教員の意識改革が極めて重要であると訴えかけられました。

最後に、片岡幹雄キャリア支援室長よりまとめと閉会の挨拶があり、講演会は盛会のうちに閉幕しました。閉会後も、講演者を囲んで意見交換や質疑応答が行われ、このことからも、博士人材のキャリアパスに対する関心の高さが裏付けられました。本学キャリア支援室では、次年度以降も博士人材のキャリア形成をテーマとする講演会を開催する予定です。

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