2015年度博士人材キャリアアップセミナー「科学系英語論文作成セミナー」を開催（2016/03/25）

奈良先端科学技術大学院大学は、平成28年3月25日（金）、2015年度博士人材キャリアアップセミナーの一環として、日本の教育制度では、これまで重要視されてこなかった「英語論文の書き方」を基本から体系的に学ぶためのセミナーを開催しました。講師には、東京大学、東北大学、生物工学会、理化学研究所などの学術機関で英語論文に関して指導経験が豊富なミリンダ・ハル氏（元東京工業大学特任准教授）を迎え、セミナー当日は、学生や本学OBを含めた若手研究者を中心に計39名が参加しました。

セミナーでは、日本人研究者が英語論文執筆時に陥りがちな誤解について、具体例を列挙しながら初心者にもわかりやすい講義が行われました。参加者と対話しながらテンポ良く講義を進めるハル講師の巧みな話術に参加者は引き込まれ、時には会場が笑いの渦に包まれるなど、終始、和やかな雰囲気でセミナーは展開されました。

セミナー後に配布・回収されたアンケートには、「普段の授業では得られないテクニックやルールが聞けたのでとても参考になりました」、「長いセミナーでしたが、楽しくてかつパワフルで集中がとぎれることなく分かりやすかったです」、「ネイティヴと日本人の感覚の違いを知れて非常に参考になった」等の感想が参加者から寄せられ、これらのことから、今回のセミナーが参加者の英語論文作成スキルを向上させる絶好の機会となったことが伺えました。キャリア支援室では、次年度も、博士後期課程学生、ポストドクター等の若手研究者のキャリア形成に資するセミナーの開催を継続する予定です。

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