奈良先端科学技術大学院大学

キャリア支援室

インフォメーション第13回トップ座談会~企業マネジメント経験者との意見交換会~を開催(2016/9/2)

平成28年9月2日(金)、本学事務局棟大会議室において、今年度第1回(通算13回目)となる「トップ座談会~企業マネジメント経験者との意見交換会~」を開催しました。

この座談会は、本学にキャリア支援室が設置された平成25年度から継続的に実施しており、企業の取締役などのトップマネジメント経験者を講師に迎え、企業が博士人材に対して求める資質や企業におけるリーダーシップの在り方、研究開発の現状などについて、学生、ポストドクターをはじめとした参加者が講師と率直に意見交換や質疑応答を行い、企業における博士人材のキャリアパスについて理解を深めることを目的としています。

今回は、株式会社ファンケル 執行役員 総合研究所 副所長 ビューティサイエンス研究センター長の松熊祥子氏を講師に迎え、博士後期課程学生を中心に11名が参加しました。太田理事による松熊氏の略歴紹介の後、松熊氏から株式会社ファンケルの事業概要、顧客サービスとブランド戦略、松熊氏が中心となって推進している角質バイオマーカーによるカウンセリングサポートの取り組み、企業が求める研究人材、などについて詳細な説明がありました。

座談会では、太田賢司理事の司会のもと、随時、参加者との質疑応答が展開されました。参加者からは、多岐に渡る幅広い領域の質問が松熊氏に対して投げかけられ、それらの質問に対して、松熊氏から、「世の中を変えたいという志」といった基本的な姿勢から、「発想の転換によるイノベーションからビジネスチャンスが生まれる」、「顧客目線でブランド価値を意識した研究戦略」といった研究人材に必要な意識まで、ご自身の経験に根ざしたコメントをいただきました。

参加者からは、「利益を追求しつつ常にお客様第一の視点で取り組んでいることに感動しました」、「普段は聞けないトップ視点から企業の事業説明等を聞けて非常に有意義でした」、「企業へのマッチングを考えるうえで、研究内容や分野だけでなく、理念や経営についても考慮しようという意識が新たにできました」等の感想が寄せられ、今回も参加学生にとって、自らのキャリアを再考する貴重な経験となったことが伺える座談会となりました。

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