奈良先端科学技術大学院大学

キャリア支援室

インフォメーションキャリアアップスタートアップセミナーを開催(2017/07/04)

平成29年7月4日(火)、本学ミレニアムホールにおいて、「キャリアアップスタートアップセミナー」を開催しました。講師として、北海道大学/人材育成本部の樋口直樹氏(特任教授/理学博士)を迎え、教育推進機構長の垣内副学長をはじめ、教員、学生、職員あわせて47名が出席しました。

このセミナーは、就職ガイダンスではなく、アカデミア志向/ノンアカデミア志向に関係なく、大学院生として、これから研究人材として「ありたい自分」「なりたい自分」をどう考え何をすべきなのか、というキャリアビジョンを考えるきっかけづくりを目的として実施したものです。

樋口先生からは、「大学院生の本分は研究である」とした上で、今後、研究者として働くことの意義(世の中に役立ちたいという意思)、研究成果を活かす道筋(アカデミア、企業での研究、国などの研究機関など)が示され、自分がどの道筋に進みたいのかというキャリアビジョンを設計する上で重要なこととして、自分の置かれた時代背景や環境変化に感度を持ち、自分の活かし方を考えること、専門力の深さだけでなく、応用力や課題解決力、適応力などの幅も広げること、などを豊富なデータとともにご指導いただきました。

加えて、これから研究人材として身を立てていく上での学位の重要性として、アカデミア志向は必須であるばかりでなく、企業研究所でも学位を求める流れであること、研究以外の知的財産やものづくりの現場でも学位取得者が重用される事例なども、あわせてお話しいただきました。

参加者からは、「今後の自分のキャリアパスの広がりがよく理解できた」、「博士後期課程へ進むか悩んでいたので大変参考になった」、「研究以外の世界情勢などの見識も必要であることが解った」、「自分がどんな研究者を目指すのか考えるきっかけになった」などの感想が寄せられ、参加者にとって、キャリアデザインを考える貴重な経験となったことが伺えるセミナーとなりました。

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