世界に多様な文化が存在しているのと同様に、日本文化においても一概にこうだと言い切ることはできません。誤解やもめごとを避けるためにも、日本人や日本文化について、来日前に知っておくと良いことがいくつかあります。
日本は島国であり、その人口の大多数が同種の民族性を持ち、文化や個性も国全体で見ると似通っています。ただ、地域や歴史、その他の影響によって、当然文化の違いは存在しています。例えば、国内で顕著なのは関東(東京周辺)と関西(大阪、京都、奈良を含む近畿地方)との違いで、文化、方言、食べ物の味付け、笑いのツボすら大きく異なります。
以下に、日本に住んだことのある外国人が感じた、日本人や日本文化の特徴をまとめました。

  • 集団で行動する
  • 統一性(皆と同じ)を好む
  • 目立つのを嫌がる
  • 相手への配慮から、遠回しな言いまわしをすることが多い(意見の衝突を避けたい)
  • 人に意見を合わせる
  • あまり感情を表に出さない
  • 比較的大人しい性格の人が多く、友人になるまでに時間がかかる
  • 会話時の人と人との距離感(パーソナルスペース)は比較的離れているが、電車内等は例外
    (通勤時間等は公共交通機関が非常に混雑する)
  • 整列をして順番待ちをすることが苦にならない(割り込みはマナー違反)
  • マナーやルールを重んじる
  • 人によって外国人に対する特有のイメージを持っている(固定概念)
  • 英語を使うのを恥ずかしがる
  • 挨拶はほとんどの場合軽い会釈やお辞儀で、相手に求められた場合のみ握手を返す
  • 一般的に、同僚同士で話すときにボディータッチはしない
  • 相手への敬意を示すために社交辞令を言うことが多い(嫌味ではなく思いやり)
  • 熱い飲み物や麺類(ラーメン・そば・うどん等)は音を立ててすする
  • 時間を守るのは礼儀として当然だと考えている
  • お土産等を渡すことが多いがすべてをお返しする必要がない

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留学生・外国人研究者支援センター

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