携帯IP電話による情報家電マルチリモコン「オプトナビ」を開発
−奈良先端大が船井電機(株)とCEATEC JAPAN 2006(幕張メッセ)で共同展示−
   奈良先端科学技術大学院大学 物質創成科学研究科 光機能素子科学講座 太田淳教授らの研究グループは、独立行政法人科学技術振興機構(JST)研究成果活用プラザ大阪(館長:村井眞二)が支援する育成研究の研究成果として携帯電話をAV機器の多機能リモコンとして使える「オプトナビ」を開発。共同研究先の船井電機株式会社(代表執行役社長 船井哲良)と共に国内最大級の展示会「CEATEC JAPAN 2006」に出展します。

「オプトナビ」は今後のネットワーク家電時代において、人が機器を扱いやすくするヒューマンインターフェイスの開発をめざしたもので、先端光電子技術とIT技術を駆使した人に優しいビジュアルマルチリモコンに関する研究です。
携帯電話のデジカメ機能を使い、画面を確認しながらAV機器を直接使っているかのように操作できるという新たな機能を実現します。
平成15年度の研究成果活用プラザ大阪育成研究課題として採択され、太田 淳教授をプロジェクトリーダーに船井電機(株)などと共同研究を進めてきました。
今回「オプトナビ」実証システムを完成させ、国内最大級の最先端IT・エレクトロニクス展示会CEATEC JAPAN 2006(10月3日〜7日、幕張メッセ)で成果を披露いたします。

【解説】
現在家電は各種機器毎にリモコンがあり、しかもネットワーク家電になることでその操作は一層複雑になると予想され、お年寄りや子供には簡単に操作ができなくなる懸念があります。今後は直感的に操作が可能な画像やアイコンを多用したリモコンの実現が望まれます。
新規に開発したオプトナビセンサを搭載した液晶画面付きリモコンは、実画像上にアイコンを表示することによりユーザが直感的に家電を操作することを可能にするものです。ネットワーク家電であるTV、DVDレコーダ、PC等に向けると、瞬時にオプトナビセンサがこれらの機器を認識し、リモコン画面上に機器毎に個別のアイコンが付記された状態で表示されます。ユーザはこの画面上のアイコンをあたかも現実の機器のように操作することにより、機器の操作をビジュアルに行うことができます。例えば画面上のTVのアイコンをクリックするとチャンネルが画面上に表示され、操作することができます。あるいはTVアイコンをDVDレコーダアイコンにドラッグアンドドロップすると、今見ている番組がDVDレコーダに録画されるといった具合です。
このような処理を可能とするためには、高速に機器を認識するイメージセンサが必要となります。 奈良先端科学技術大学院大学 物質創成科学研究科 光機能素子科学講座では、本プロジェクトで開発した特定領域のみを高速(毎秒1000枚以上)で読み出しかつその他の領域を通常の画像として読み出すことができる特殊なセンサ(CMOSイメージセンサ)を用いて複数の機器を同時に認識するデモシステムを完成しました。また船井電機は、認識する機器は単一ですが、小型な情報端末機器として認識動作が可能なシステムを完成させました。将来は奈良先端科学技術大学院大学で開発した高速CMOSイメージセンサを搭載した携帯電話でビジュアルなマルチリモコンを実現し、ネットワーク家電におけるデファクトスタンダードを目指します。



このトピックにつきましては、以下のとおり報道されました。
2006年10月3日  電波新聞
          10月4日  奈良新聞
          10月6日  日経産業新聞
          11月9日  読売新聞

【本件に関するお問い合わせ先】
奈良先端科学技術大学院大学
物質創成科学研究科  光機能素子科学講座   太田 淳 教授、 香川 景一郎 助手
TEL:0743-72-6051,6054   FAX:0743-72-6059
Email:ohta@ms.naist.jpkagawa@ms.naist.jp

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