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NEWS & TOPICS

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物質創成科学研究科光機能素子科学講座の田川礼人さんが、2009 International Conference on Solid State Devices and Materialsにおいて Young Researcher Awardを受賞

 2009年10月7日から9日に仙台国際ホテルで開催された2009 International Conference on Solid State Devices and Materialsにおいて、光機能素子科学講座の田川礼人さん(博士後期課程1年)がYoung Researcher Awardを受賞しました。同会議は今回41周年を迎える半導体デバイス、材料分野のアジア最大級の国際会議であり、前年度の500件を超える発表論文の中から優れた研究成果を発表した30歳以下の若手研究者5名に贈られました。 受賞対象となった発表は、「Development of a CMOS image sensor for in situ brain functional imaging in freely-moving mouse」で、光機能素子科学講座 太田淳教授を研究代表者とし、バイオサイエンス研究科細胞構造学講座(塩坂貞夫教授)とともに行っている共同研究の成果です。

【研究題目・論文タイトルなど】

Development of a CMOS image sensor for in situ brain functional imaging in freely-moving mouse

【研究者・著者など】

田川 礼人 (D1)

共著者:樋口 彩沙子(平成21年3月博士前期課程卒業)、杉山 哲也(平成21年3月博士前期課程卒業)、 笹川 清隆(助教)、 徳田 崇(准教授)、 田村 英紀(バイオサイエンス研究科助教)、 塩坂 貞夫(バイオサイエンス研究科教授)、 太田 淳(教授)

【受賞者コメント】

 このたび、2009 International Conference on Solid State Devices and Materialsにおいてこのような賞を頂き、大変光栄に思っております。受賞対象となった発表は、戦略的創造研究推進事業(CREST)「バイオメディカルフォトニックLSIの創成」(研究代表者太田淳教授)によるものです。御指導頂きました太田先生、塩坂先生をはじめ両講座の皆様に深く感謝いたします。今回の受賞を励みに、今度も日々研究活動に励んで参りたいと思います。

【受賞対象となった研究の内容】

  脳神経科学や医療の分野では海馬や大脳基底核、扁桃体といった脳深部の神経活動が注目されています。本研究はfMRI(機能的磁気共鳴診断)やPET(陽電子診断写真)等の従来のイメージング技術では困難であったマウス脳深部における神経活動をイメージングするための脳埋込型CMOS イメージセンサの開発を目的としたものです。今回は特に自由に運動するマウス脳深部の神経活動を計測することを目的に、これまでに開発したデバイスを用いた予備実験を実施、結果を元に新しいデバイスを開発しました。運動の妨げとなるデバイスと装置を繋ぐ配線数を削減するため、4入出力信号(電源、クロック、出力、接地)で動作可能、かつ運動時も安定した脳組織への埋植を実現するために縦長形状のCMOSイメージセンサの開発に成功しました。

 

 

 

    仙台国際ホテル平成の間で行われた授賞式の様子

    田川 礼人さん



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