せんたんvol.21

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2012 1~4バイオサイエンス研究科植物形態ダイナミクス研究室植物の背丈をコントロールするスイッチを発見!~作物のサイズを自在に操作生産性の飛躍的な向上に期待~打田直行助教バイオサイエンス研究科植物形態ダ....

2012 1~4バイオサイエンス研究科植物形態ダイナミクス研究室植物の背丈をコントロールするスイッチを発見!~作物のサイズを自在に操作生産性の飛躍的な向上に期待~打田直行助教バイオサイエンス研究科植物形態ダイナミクス研究室の打田直行助教と田坂昌生教授は、米国ワシントン大学の鳥居啓子教授らと共同研究を行い、植物が自身の背丈を特異的にコントロールする際に、その引き金となる物質と分子スイッチの組み合わせを発見した。分子スイッチは、植物体内にある特定の生理活性物質(リガンド)を認識して背丈のサイズの情報を発信する受容体。この発見により、植物の形の多様性や環境の変化に対応して生き残る戦略など謎の仕組みが解明される。さらに、植物の背丈を低くして倒れにくくし、高密度で栽培するなど、自在にサイズを伸縮させて作物の生産性を飛躍的に向上することが可能になると期待される。今後、このリガンドと受容体の結合を阻害する化合物やそのリガンドの代わりをする化合物などを探索することにより、植物の背丈を自在に人為的にコントロールする技術の開発が可能になると考えられる。この研究成果は2012年4月2日付け「米国科学アカデミー紀要」のオンライン速報版に掲載された。リガンドと受容体の説明図打田直行助教本研究で発見したリガンドや受容体の機能が失われると背が特異的に低くなる全講義を自動収録・編集、検索して高精細映像で視聴可能。モバイル端末にも対応本学附属図書館(松本裕治館長)は、全国最大規模の電子図書館システムのうち、授業を収録して公開するアーカイブシステムの機能を強化しました。講義の収録から検索キーワードの抽出まで、自動的に行う機能を追加したうえ、すべての収録講義を高精細映像で視聴可能にしたものです。また、モバイル端末を使っていつでもどこでも講義の様子をキーワード検索で探し出し視聴できるなど、若者世代のニーズにあったサービスとなっています。この国内初のシステムの仕組みは、講師が板書や教材を使いながらプロジェクターで資料を投影して講義する場合、まず、講師とプロジェクターの映像をそれぞれ別に自動的に収録しておきます。そして、これをウェブ公開するときは、両者が同期されて分かりやすい形で再生されるのです。TOPICS自動収録に際しては、7講義室で行われる講義をカメラで撮影した映像とプロジェクターの映像が、それぞれ光ファイバーを経由してサーバルームに集約されます。高精細映像は、講師が板書している文字、句読点やレーザポインターの軌跡などが講義そのままに細部まで再現できるほど鮮明です。さらに、プロジェクターに投影している映像から文字情報を抽出することができるので、目次の自動作成や講義内容に関するURL表示を行って、視聴者の講義習得をサポートします。抽出した文字情報をキーワードにした検索もできます。今後、このシステムを使い授業のアーカイブ化を進めるとともに、毎年秋に行っている公開講座や著作権等で問題のない講義について、附属図書館のホームページを通じて積極的に配信します。授業アーカイブ生成システムSENTAN14