せんたんvol.21

せんたんvol.21 page 21/24

電子ブックを開く

このページは せんたんvol.21 の電子ブックに掲載されている21ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「電子ブックを開く」をクリックすると今すぐ対象ページへ移動します。

概要:
NAISTOB・OGに聞く樋口彩沙子(ひぐちあさこ)三菱総合研究所グループエム・アール・アイリサーチアソシエイツ株式会社科学技術システム部Profile : 2008年度博士前期課程修了(物質創成科学研究科光機能素子科学講座....

NAISTOB・OGに聞く樋口彩沙子(ひぐちあさこ)三菱総合研究所グループエム・アール・アイリサーチアソシエイツ株式会社科学技術システム部Profile : 2008年度博士前期課程修了(物質創成科学研究科光機能素子科学講座)毎日、全力で取り組んでます!A . H i g u c h i全力で取り組む新しい世界に恐れず飛び込み、の役に立つことがしたい」。これが、私がNAISTを選んだ理由、そして今の会社を選んだ一番の理由です。2007年にNAISTに入学し、光機能素子科学講座で2年間、脳神経疾患への医療応用を目指した研究に取り組みました。自然な状態の脳機能解明を目指した脳深部の脳機能イメージングが可能な生体埋め込み型イメージングデバイスの開発です。実は、NAISTに入学するまで全く異なった分野で学んでおり、研究を始めた頃は「本当にやっていけるのか?」と不安だらけだったことを記憶しています。そんな時、所属していた研究室の太田淳教授、徳田崇准教授から「分からないところは全力でサポートするから、恐れず新しい世界に飛び込みなさい」と声をかけていただき、自分の信念を持って全力で研究に取り組むことができました。NAISTでは、先生方、研究室のメンバーをはじめ、多くの方から沢山のことを学びました。色々な方に支えられて過ごしたNAISTでの2年間は私にとってかけがえのない経験であり、今でも私の進む道を決める時に背中を押してくれるものとなっています。そして今、より直接的に社会を変えていく「人毎年恒例(?)のバーベキュー大会にて場に携わりたいと考え、私はエム・アール・アイリサーチアソシエイツという会社で、「シンクタンク(調査・研究コンサルタント)」という新しい世界で働いています。(NAISTでの研究と直接つながる部分は多くはありませんが、物事の見方や課題解決に対する考え方など、NAISTで学んだことを活かしながら働くことができています。)会社では、社会公共、環境・防災、科学技術などの分野における調査・分析、シミュレーション解析、コンサルティングなどの業務を行っていますが、その中で私は、主に社会安全分野(特に防災)に関連する業務に携わっており、より安全・安心な社会の実現を目指して仕事に取り組んでいます。社会や個人を取り巻く環境は、日々目まぐるしく変化しています。そのようすをしっかりと捉え、社会のニーズや目に見えていない課題を探り出し、具体的な改善案を提言していく。業務も数か月から1年続くものなど様々なものがあり、変化を捉えることだけでも大変な部分があります。しかしながら、自分の取り組みの一つが社会を変えていくことの一端を担っているのだと考えると、立ち止まっていることはできません。在学生のみなさん、沢山の失敗や不安があると思います。けれど、「新しい世界に恐れず飛び込み、全力で取り組む」ことで、自分自身どんどん成長でき、新しい何かを得ることができると思います。不安を抱えながらでも良いと思います。勇気を持って新しいことに取り組んでみませんか?みなさんは無限大の可能性を秘めているのですから。SENTAN20