MR-PreVizプロジェクト 映画制作を支援する複合現実型可視化技術の研究成果の体験デモ公開

2007/11/13

【概 要】
 科学技術振興機構(JST)の戦略的創造研究推進事業(CREST)プログラムの1テーマである「映画制作を支援する複合現実型可視 化技術」(通称:MR-PreVizプロジェクト、研究代表者:田村秀行・立命館大学教授)は、その中間研究成果を、奈良県新公会堂で開催される ISMAR 2007[第6回複合現実感国際会議]内で奈良先端科学技術大学院大学 情報科学研究科 横矢教授らの研究グループの研究成果が特別デモセッションとして公開いたします。
 最近のハリウッド大作映画では、コンピュー タグラフィックス(CG)技術を駆使して、本番撮影前に事前可視化(PreViz)した映像を作ることが行われています。MR-PreViz(エム・アー ル・プレヴィズ)は、現実世界と仮想世界を融合する複合現実感(MR)技術を用いて、PreVizを一層高度にしたもので、まだ本場ハリウッドでも試みら れていない先端技術です。映画制作の構想段階(プレプロダクション)での創造性を高める支援技術として大きな期待が寄せられています。事前可視化により本 番撮影のコストを大幅に削減できるという点でも注目集めています。
 2005年10月から始まったこの研究プロジェクトには、奈良先端科学技術大学院大学、立命館大学、京都大学が参加するトロイカ体制で運営されていますが、この度MR分野の第一線の研究者・技術者が日本に集う機会に、その研究成果を披露することになりました。
 ISMAR 2007では、計31件の技術デモ展示が行なわれますが、MR-PreViz関連の4件(奈良先端大1件、立命館大2件、京都大1件)の展示は、特別デ モ・セッションとして下記の要領で一般公開されますので、ので、この機会に是非ご体験下さい(国際会議の他のセッションや付属ワークショプには、参加費が 必要です)。奈良先端科学技術大学院大学は現地の屋外でのMR合成の実現、立命館大学のデモは東映・京都撮影所美術部が制作したセット(大道具)をバック にしたMR体験、京都大学は可搬型3Dビデオ撮影スタジオを現地に設置、というこの機会にしか体験できない内容になっています。
 つきましては、記事掲載及び取材方よろしくお願いします。

【会 議 名】ISMAR 2007 [第6回複合現実感国際会議]
(The Sixth IEEE and ACM Int. Symp. on Mixed and Augmented Reality)
 http://www.ismar07.org/

【開 催 日】2007年11月13日(火)~16日(金)

【会  場】奈良県新公会堂 http://www.shinkokaido.jp/
(近鉄奈良駅下車 徒歩20分、奈良市春日野町101 TEL: 0742-27-2630)

【デモ体験可能時間帯】 
 11月15日(木)13:10 ~18:10(コアタイム 14:30~16:00)
 11月16日(金) 9:30 ~12:30(コアタイム 10:40~12:10)

【参 加 費】
国際会議聴講は有料ですが、デモ展示は一般公開されるので参加無料です。ただし、他の27件のデモはコアタイムの時間帯のみ参加体験可能です。

【プレスアワー】
 上記時間帯(特にコアタイム)は混む合うことが予想されますので、お申し出により、11月15日(木)午前中にプレス取材専用時間を設けます。

◆MR-PreVizプロジェクトのホームページ
 http://www.rm.is.ritsumei.ac.jp/MR-PreVizProject/top.html

◇特別デモセッションでの展示デモ内容
"Mixed Reality Pre-Visualization for Filmmaking" (MR-PreViz Research Project in Japan)

・Geometric Registration Using Feature Landmark Database* (奈良先端科学技術大学院大学)
複合現実感の重要な鍵となる現実環境と仮想環境の位置合わせ技術に関するデモです。学会会場の庭園にCGキャラクタのカンフーアクションを実時間で合成し、表示します。

・MR-PreViz Image Capturing and Compositing System for Filmmaking (立命館大)
東映・京都撮影所美術部が制作したセット(大道具)をバックにCGキャラクタによるカンフーアクションを合成表示するカメラのデモです。SDレベルの合成映像は実時間で、HDレベルの合成映像はオフラインで生成します。

・MR Action Rehearsal System of Sword Fighting (立命館大)
同 じく、東映・京都撮影所美術部が制作した時代劇風のセットをバックに、CGキャラクタによる剣戟シーンが展開されます。本システムは体験型のデモで、特殊 な眼鏡を掛けることで、その剣戟シーンの登場人物の1人の視点の映像が提示され、手に持った刀デバイスを使ってアクションの稽古をすることができます。体 験後には、タイミングや太刀筋から体験者のアクションを採点してくれます。

・On-Site 3D Video Generation for PreViz in a Mobile 3D Video Studio (京都大)
3次元ビデオと呼ばれる、対象物体の色と形状を同時に収録できる新しい映像方式を撮影できる可搬型スタジオのデモです。体験者は3次元ビデオ形式で収録した自分の姿を好きな方向から見回すことができます。


【本プレスリリースに関する問合せ先】
奈良先端科学技術大学院大学 情報科学研究科 視覚情報メディア講座
氏名 神原 誠之
TEL 0743-72-5292 FAX 0743-72-5299 
E-mail: kanbara@is.naist.jp

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