ブックタイトル国立大学法人 奈良先端科学技術大学院大学 GUIDEBOOK2017-2018

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概要

国立大学法人 奈良先端科学技術大学院大学 GUIDEBOOK2017-2018

文部科学省による平成25年度「研究大学強化促進事業」の支援対象機関に採択奈良先端大は、我が国トップレベルの研究力と人材育成の実績を戦略的に発展させ、最先端科学技術分野で、研究と人材育成のグローバル化を図り、世界をリードする新たな研究領域の開拓、多様な場でイノベーションを担う人材育成のための国際水準の教育システム構築等の改革を推し進め、世界に存在感のある研究大学院大学を目指します。本事業は、「日本再興戦略」(平成25年6月14日閣議決定)にも記述されている国の成長戦略に資するもので、(1)研究戦略や知財管理等を担う研究マネジメント人材(リサーチ・アドミニストレーター)群の確保・活用(2)競争力のある研究の加速化促進(3)先駆的な研究分野の創出(4)国際的な研究環境の整備などの集中的な研究環境改革を効果的に組み合わせた取り組みを実施する大学等の研究力強化を促進し、世界水準の優れた研究活動を行う大学群を増強することを目的としているものです。今後、本学は、本事業も活用しつつ、世界に認知された教育研究拠点としての地位を確立するため、更なる研究力の向上とグローバル化を積極的に推進していきます。本学は、国立大学法人の「第2期中期目標期間(平成22年度~平成27年度)に係る業務の実績に関する評価」において、すべての項目で「良好」以上の評価結果となっており、特に、研究の質の向上については、研究大学強化促進事業での取組を積極的に進めてきたこともあって、「非常に優れている」(国立大学86大学のうち5大学)という高い評価を得ています。また、「研究論文に着目した日本の大学ベンチマーキング2015(文部科学省/科学技術政策研究所)」では国立大学第2位と、研究力の高さが評価されています。本学と民間企業等が連携し、将来を見据えた社会的な課題の発掘から、個々の課題解決に向けた挑戦的な研究活動まで、連続的で異分野融合型の取組を展開しています。課題を創出する段階から両者が連携することで、新技術の開発や新ビジネスを開拓し社会に貢献する新たな産学連携のスキームの創出を実現します。?ダイキン工業株式会社?ヤンマー株式会社?サントリーグローバルイノベーションセンター株式会社大学として国際的な研究者ネットワークの構築を図るため、海外に研究拠点を設置し、本学の教員が常駐して共同研究を行っています。また、本学内に国際共同研究室を設置し、客員教授として招聘する海外研究者の下で若手外国人研究者が研究を行っています。■本学の海外研究拠点?フランス・ポールサバチエ大学?アメリカ・UC Davis■本学内の国際共同研究室?フランス・エコールポリテクニック?アメリカ・カーネギーメロン大学?カナダ・ブリティッシュコロンビア大学平成28年度より物質創成科学・バイオサイエンス・情報科学の教員・学生が連携して、地球に優しい素材を最大限活用した、人に優しい生活・社会環境の実現を目指す「ヒューマノフィリック科学技術」研究を推進しています。将来的には、少子高齢化に適応した農作業・介護作業等の社会活動支援システムの開発を目指します。*ヒューマノフィリック:人(human)と“友好”を意味する接尾語philicを組み合わせた造語で、「人と親和性の高い」「人に優しい」という意味。意欲的な研究に挑戦する若手研究者に、テニュア・トラック准教授として、独立した研究者の地位と研究環境を与え、世界に存在感のある研究領域の創出を目指しています。?ナノ高分子材料研究室?ソーシャル・コンピューティング研究室?植物共生学研究室?マテリアルズ・インフォマティクス研究室次世代を先取りする学際・融合領域を新たに開拓し、世界をリードする研究活動を積極的に展開するために、平成22年度より、研究科の枠を越えた教員のブレインストーミングに基づく研究提案を選抜し、「次世代融合領域研究推進プロジェクト」として推進しています。