ブックタイトルSENTAN May 2016 vol.25

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概要

SENTAN May 2016 vol.25

流を深めることができ、有意義な催しとなりました。第30回奈良先端大産学連携フォーラム「最先端研究Now~未来の創造~」を開催1月28日(木)、関西経済連合会中之島センタービル29階会議室において、(公社)関西経済連合会及び(公財)奈良先端科学技術大学院大学支援財団との共催により第30回奈良先端大産学連携フォーラム「最先端研究Now~未来の創造~」を開催しました。本フォーラムは、産官学連携活動を推進し、社会の発展に寄与するため、本学の先端的な研究成果や独創的な研究を紹介するとともに、参加された方々との交流を目的として、平成14年度から開催しているもので、今回は産業界等から40名を超える参加がありました。当日は、本学産官学連携推進部門の久保浩三部門長による挨拶及び本学紹介のあと、本学が取り組んでいる最新の研究成果について、情報科学研究科の向川康博教授による「光線計測に基づくコンピュテーショナルフォトグラフィ」、バイオサイエンス研究科の笹井紀明准教授による「多様な神経細胞の産出とその機能維持」、物質創成科学研究科の柳田健之教授による「放射線計測用シンチレータおよびドシメーターの研究」と題した講演をそれぞれ行い、最後に西浦義万特任教授が産官学連携推進部門の活動及びコーディネータの紹介を行いました。講演後の情報・意見交換会では講演者と参加者の間で活発に意見が交わされ、参加者からは「大変興味深い内容であった、実用化を期待しています。」「応用を意識した発表で、理解しやすい内容であった。」といった感想が寄せられ、盛況のうちに終了しました。小笠原学長らがENSカシャン校(フランス)を視察訪問2月2日(火)、小笠原直毅学長と横矢直和理事・副学長らが、ENS(高等師範学校)カシャン校(フランス)を視察訪問しました。ENSカシャン校は、1912年に設立された権威ある公的機関で、フランスの高等教育・研究のトップに位置付けされるグランゼコール(高等職業教育機関)のひとつです。また、パリ第11大学、エコール・ポリテクニークなどフランスの19の大学や研究機関を統合するパリサクレー大学連盟のメンバーでもあることから、今回、小笠原学長、横矢理事・副学長、物質創成研究科・浦岡行治教授、研究推進機構・三宅雅人URA、町田淳子国際連携担当が同校を訪問し、今後の国際連携の取り組みについて協議を重ねることになりました。カシャン校からは、ピエール=ポール・ザリオ学長、本学の学長アドバイザリーボードでもある中谷圭太郎副学長、ジェラルド・ぺロッシュ副学長ら10名が参加、さらに、パリサクレー大学連盟からも、マルティーヌ・ユソン国際連携部門長が参加し、同校の国際連携や同連盟の現状と今後の方針、また、本学の国際共同研究室設置プロジェクトなどについて活発な意見交換が行われ、両機関における今後の国際連携活動の推進に向け、有意義な時間を共有することができました。平成27年海外SD研修報告会を開催2月17日(水)、平成27年度海外SD(スタッフデベロップメント)研修報告会を開催しました。本研修は、本学における大学院教育の国際化を組織的に推進するために、事務系・技術系職員が海外の大学で語学研修、調査、討論等を経験することにより、国際的な素養、総合的な企画力を向上させることを目的として、平成19年度から実施しています。本年度は、昨年11月30日~12月20日、アメリカのハワイ東海インターナショナルカレッジ及びハワイ大学ウェストオアフ校へ、本学人事課の土井智香子係員を派遣し、ジョブシャドウイング(アメリカのキャリア選択教育のひとつ)および現地職員とのミーティングを通して、学生・教職員等のリクルート方法や教員の人事評価等について調査する実践的な英語研修プログラムを行いました。報告会では、研修参加者から、本研修を通して学んだ日本とアメリカとの社会保障や法制度の違いによる大学業務の相違や、教育研究成果の発信方法、大学の企画・戦略の立て方、学生リクルート方法などについて報告がありました。また、本学における留学生の受入人数が年々増加しており、各部署でグローバル化の対応が必要になってきているため、特に若手職員は積極的に本研修に参加すべきだとの提言がありました。続いて行われた質疑応答でも、片岡幹雄理事・副学長をはじめ若手職員から「アメリカの大学における女性職員のキャリアアップについて」、「優秀な大学職員とは」、「研修先の職員に高学位取得者が多い理由は」といった具体的な質問が投げかけられ、日米の職場環境や職業意識の違いなどについて活発な意見交換が行われました。報告会の最後に、中島潔理事・事務局長からは、この研修で学んだことを活かして、今後も本学のグローバル化に貢献してほしい、という激励の言葉が贈られました。「受験生のためのオープンキャンパス2016」を開催2月27日(土)、本学入学希望者を対象とした「受験生のためのオープンキャンパス2016」を開催しました。各研究科では、研究室紹介やパネル展示、デモ紹介、入試説明会・入学後の生活等に関する相談コーナーなど、参加者に有益な情報を豊富に提供し、入学へ向けて強いメッセージを送りました。また、参加者からも、本学教員や学生に対し、研究や入試に関する様々な質問が寄せられ、本学入学に対する参加者の強い意気込みと関心の高さを窺うことができました。当日は天候にも恵まれ、414名(情報科学研究科:153名、バイオサイエンス研究科:141名、物質創成科学研究科:120名)の参加があり、参加者アンケートでも、「研究室が間近に見られて良かった」、「研究内容や、学生の普段の生活の様子を聞くことができた」などの感想が寄せられました。今回のオープンキャンパスは、次に大学4年生、高等専門学校専攻科2年生となる、大学院進学への熱意と意欲にあふれた学生の参加が中心となったことから、今後の優秀な志願者の獲得につながるものと期待されます。平成27年度学位記授与式を挙行3月24日(木)、ミレニアムホールにおいて学位記授与式を行い、先端科学技術の将来を担う367名の修了者を送り出しました。21