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概要

せんたん JAN 2018 VOL.26

―特集新たな研究領データ駆動型サイエン奈良先端科学技術大学院大学は、科学技術のパラダイムの変化に対応して、データ駆動によって新しい研究領域の開拓を目指す「データ駆動型サイエンス創造センター」を平成29年度に設置しました。本センターは学内教員の再配置を行うとともに、東京大学とのクロスアポイントメントにより、船津公人教授を研究ディレクターとして招へいし体制を整備しました。大規模なデータと人工知能技術を使い、物質、情報、化学、生命科学が融合して研究、教育を展開データ駆動型サイエンス創造センター(DSC)センター長中村哲奈良先端科学技術大学院大学データ駆動型サイエンス創造センター(Data Science Center:DSC)は2017年4月4日に創設されました。本センターでは、これまでの研究者の知識に基づき実験を行い、検証を行う仮説駆動型でなく、大規模なデータと人工知能技術によるデータ駆動型の新たなサイエンスを生み出す研究を目指します。そのため、研究ディレクターとしてケモインフォマティクスの第一人者である東京大学の船津教授をクロスアポイントメント制度によりお迎えしました。本センターでは、シミュレーション、データサイエンス、機械学習、人工知能などの技術を用いてマテリアルズ・インフォマティクス、ケモインフォマティクス、バイオインフォマティクス分野、そして次世代の人工知能分野の新たな研究を目指します。また、2018年度から始まる新研究科の教育プログラム「データサイエンスプログラム」において、数理統計基礎から深層学習、人工知能、マテリアル/ケモ/バイオインフォマティクスの基礎、そして、プロジェクトベースドラーニング(P B L)により構成される講義の設計、実施を行い、次世代の研究者、データサイエンティストを養成します。さらに、産業界との共同研究、人材交流を行うことで成果の速やかな展開を行います。