ブックタイトルSENTAN せんたん JAN 2019 vol.27

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概要

SENTAN せんたん JAN 2019 vol.27

受賞◆受賞研究テーマ「A Universal Gripper Using Optical Sensing to AcquireTactile Information and Membrane Deformation」情報科学領域ロボティクス研究室ロボティクス研究室の佐久間達也さんが、2018 IEEE Robotics and AutomationSociety Japan Joint Chapter YoungAwardを受賞!ロボティクス研究室の佐久間達也さんが、2018 IEEERobotics and Automation Society Japan Joint ChapterYoung Awardを受賞しました。本賞は2つの国際会議The2018 IEEE/RSJ International Conference on IntelligentRobots and Systems (IROS2018)および、InternationalConference on Automation Science and Engineering(CASE2018)にて発表を行う日本の大学に属する学生全員を対象として、審査依頼のあった論文を審査し、特に優秀な論文に対して贈られる賞です。◆受賞研究の概要本研究では、多種多様な物品をつかみ、その状態センシングが可能なロボットハンドを開発しました。近年、工場での多品種少量生産における自動化実現のために、柔らかい素材を用いた万能性の高いロボットハンド開発が試みられています。中でもユニバーサルグリッパと呼ばれる、風船等の柔軟な袋内部に粉体を充填した単純な機構のハンドが、様々な物品をつかめることから注目されています。しかし、ハンドが非常に柔軟であることから導入できるセンサが限られており、つかんだ物品の状態を取得することが困難な現状にありました。そのため、ハンドを特定の屈折率を有する透明材料にて構成することで、光学式センシングが可能な構造に改良し、物品の情報取得を実現しました。◆受賞についてのコメントこの度は、このような賞を頂き大変光栄に思います。お力添え頂いたロボティクス研究室の皆様、家族にこの場を借りて感謝を申し上げます。本賞を励みに今後も研究活動に精進してまいります。◆受賞の対象となった研究表題「mRNAの内部切断に関わる配列的特徴の解明」バイオサイエンス領域植物代謝制御研究室上野大心さんが「日本生物工学会」において「第7回生物工学学生優秀賞(飛翔賞)」を受賞!植物代謝制御研究室の上野大心さん(博士後期課程1年)が「日本生物工学会」において「第7回生物工学学生優秀賞(飛翔賞)」を受賞しました。本賞は日本の大学の博士後期課程(あるいはそれに同等の大学院教育課程)に進学して優れた研究業績を上げることが期待される学生会員に対して授与されるものです。◆受賞研究の概要外来導入遺伝子を細胞内で発現させる上で、mRNAの安定性は重要である。この安定性を制御する機構の一つとして、エンドヌクレアーゼ等によるmRNA内部配列の切断に依存する分解機構が存在する。植物においては、分解産物解析により切断部位の同定が試みられているが、実験手法上の問題により正確な切断部位の同定には至っていない。そこで本研究では、これらの問題点を改良した手法としてTruncatedRNA end sequencing (TREseq)を確立し解析を行った。この手法を用いることで従来手法と比較し、より正確な切断部位の同定を可能にした。また、切断部位周辺の塩基比率に着目したところ、G塩基の割合が高いことが観察された。これらの知見を基に、切断されやすい配列を導入外来遺伝子から除去することで、導入遺伝子の効率的発現に寄与すると考えられる。◆受賞についてのコメント生物工学学生優秀賞(飛翔賞)を受賞することができ、大変嬉しく光栄に思います。これまで支えて下さった方々に心より感謝申し上げます。更なる研究の発展を目指し、今後も精進していきたいと思います。1 5 S E NTAN