ブックタイトルSENTAN せんたん JAN VOL.29

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概要

SENTAN せんたん JAN VOL.29

受賞写真ご支給待ち◆受賞の対象となった研究業績“How to Code Data Integrity Verification Secure AgainstSingle-Spot-Laser-Induced Instruction Manipulation Attacks”情報科学領域情報セキュリティ工学研究室藤本大介助教らが、国際会議AICCSA 2020においてBestPaper Awardを受賞情報セキュリティ工学研究室の藤本大介助教らが、国際会議AICCSA 2020においてBest Paper Awardを受賞しました。国際会議AICCSA(ACS/IEEE InternationalConference on Computer Systemsand Applications)は、現代のコンピューターシステムとアプリケーションのあらゆる分野を網羅するトップカンファレンスです。今年で17回目となるAICCSA 2020は、11月2日~5日の日程でオンライン開催されました。◆受賞研究の概要暗号回路の動作を一時的に誤らせ、内部で処理している秘密情報を取り出す故障攻撃の脅威が指摘されています。その中でもレーザーを使った命令改変攻撃は回路内で行っている命令の一部を強制的に書き換えることができるため強力な攻撃であることが知られています。本論文では、シングルスポットレーザーによる故障注入によりなされうる命令改変攻撃を網羅的に調査するシミュレータを開発し、攻撃に対して耐性のあるソフトウェア実装を実現するプログラミング手法をはじめて提案し、ARMの16-bit命令セットThumbにおいてそれを実証しました。◆受賞についてのコメントこの度は、コンピューターシステム全般を広く扱う学会においてハードウェアへの物理的な攻撃を用いたセキュリティに関する研究が評価され嬉しく思います。この受賞を励みとし、これからも引続き研究活動に励んで参ります。◆受賞の対象となった研究業績“花の形態形成を制御する遺伝子ネットワークの解明”バイオサイエンス領域花発生分子遺伝学研究室山口暢俊助教が一般社団法人日本植物生理学会の「2021年度日本植物生理学会奨励賞」を受賞花発生分子遺伝学研究室の山口暢俊助教が一般社団法人日本植物生理学会の「2021年度日本植物生理学会奨励賞」の受賞者に決定しました。授賞式は2021年3月15日に開催予定です。◆受賞研究の概要花の形態形成は、花幹細胞の形成、花器官の運命決定、花器官の形成という決まった順序で進みます。1991年にCoenとMeyerowitzによって、花器官の運命はABCモデルによって決定されることが報告されていました。このモデルでは、異なる3つのクラスの転写因子が花の元となる花幹細胞の異なる部分で発現することで、花器官の運命を決めることを説明しています。しかしながら、花幹細胞や花器官の形成は、遺伝子レベルでどのようにして起こるのかわかっておらず、30年間謎のままでした。私は大学院生の時から、一貫して花の形態形成を制御する遺伝子の働きを調べてきました。転写因子などのタンパク質がDNAに直接結合していることを示すクロマチン免疫沈降法やデキサメタゾンの誘導による遺伝子発現制御を駆使して、花幹細胞の形成や花器官の形成などを制御する遺伝子ネットワークを分子レベルで解明しました。今回の受賞では、その研究内容が評価されました。◆受賞についてのコメントこの度、2021年度日本植物生理学会奨励賞を受賞することができ、大変嬉しく思います。今回の受賞に際し、伊藤先生、Wagner先生、米田先生をはじめ、研究活動や研究生活を支えてくださった皆様に厚く感謝致します。今回の受賞を励みとし、今後の更なる発展を目指して真摯に研究活動に邁進したいと思います。17 S E NTAN