ブックタイトルSENTAN せんたん JAN 2022 vol.30

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SENTAN せんたん JAN 2022 vol.30

小笠原司理事・副学長一般財団法人FA財団2021年度「論文賞」を受賞小笠原司理事・副学長が、一般財団法人FA財団2021年度「論文賞」を受賞し、12月10日(金)に東京・霞が関の霞山会館で開催された表彰式において、表彰状および副賞が贈呈されました。同賞は、「FA(ファクトリー・オートメーション)」および「産業用ロボット」、ならびに「これらに関する技術」に関する研究開発の奨励およびその進展、人材の育成を促進することを目的としており、その内容が独創性に優れ、かつ工業的価値が高いと認められる論文の著者で、大学、公的研究機関、および企業の研究者または技術者を対象としています。◆受賞の対象となった研究業績“What are the important technologies for bin picking?Technology analysis of robots in competitions based on a set ofperformance metrics”◆受賞についてのコメント世界規模でのロボット技術研究の交流・推進・ベンチマーキングは難しい課題であり、その一つの解として国際競技会が開催されていますが、競技と実用の間にはギャップがあります。この論文は、それを埋めたことが高く評価されました。Amazon社主催の国際ロボット競技会Amazon Robotics Challengeに参加した上位4チーム(三菱電機、MIT・Princeton大学、奈良先端大・パナソニック、南洋理工大)による多品種日用品のビンピッキングのためのロボットシステムと提案技術を比較・分析し、競技システムの評価指標セットを提案したものです。本研究はロボティクス研究室で取り組んできた知能ロボットのシステム化手法に関する研究の集大成と位置づけられるものでして、私としては感慨深いものがあります。本学のチーム以外にも卒業生が関係しており、彼らと一緒に国際的な共著論文をまとめられ、彼らの活躍を誇りに思うとともに、今後の活躍を期待しています。◆論文著者名M. Fujita, Y. Domae, A. Noda, G. A. Garcia Ricardez, T. Nagatani, A.Zeng, S. Song, A. Rodriguez, A. Causo, I.M. Chen and T.OgasawaraS E NTAN18