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概要

せんたん MAY 2018 vol.27

2018 . 01 04せることを目的として、平成19年度から実施しています。本年度は、平成29年11月6日~19日にアメリカのハワイ東海インターナショナルカレッジ、平成29年11月4日~18日にオーストラリアのマッコーリー大学、平成30年1月10日~1月21日にアメリカのカリフォルニア大学デービス校及びマサチューセッツ工科大学へそれぞれ1名の事務系職員を派遣し、講義やジョブシャドウイング、現地職員へのインタビュー等を通して、研修参加者それぞれが設定したテーマについて調査する実践的な英語研修プログラムを実施しました。報告会では、研修参加者から、講義やジョブシャドウイングの内容、それぞれの研修テーマであるIR(InstitutionalResearch)、給与制度、留学生の受入・派遣の実態に関する調査結果について、本学の現状と比較しての報告がありました。また、今後はどの部署でも英語力は必須であり、本研修は英語力向上のための絶好の機会であるので、興味がある職員はぜひ次年度以降チャレンジしてほしいとの提言がありました。続いて行われた質疑応答でも、横矢直和学長をはじめ、理事、職員から次々に質問があり、活発な意見交換が行われました。報告会の最後に、中島潔理事・事務局長から、今回の海外研修を通じて知ることができた訪問先大学と本学との違いについて、大学職員としてなぜ違うのかという視点を大事にして業務に邁進してほしい、という激励の言葉が贈られました。ウェーデン王立科学アカデミー事務総長の)Gunnar Oquis(tグンナーエクイスト)氏を招き、特別講演会を開催しました。グンナーエクイスト氏は「研究における卓越性を養う」と題し、ブレイクスルー(飛躍的進歩)水準の研究をどう育成するかについて講演を行われました。講演会は、本学名誉教授、学長及び理事をはじめとする教職員、学生など約200名が聴講し、活発な質疑応答が行われるなど参加者にとって非常に有意義な機会となりました。平成29年度学位記授与式を挙行3月23日(金)、ミレニアムホールにおいて学位記授与式を行い、先端科学技術の将来を担う401名の修了者を送り出しました。授与式では、横矢学長より学位記が手渡され、式辞が述べられた後、中村茂一本学支援財団専務理事から祝辞が述べられました。その後、同財団が優秀な学生を表彰するNAIST最優秀学生賞の表彰を行い、14名の受賞者に同財団から賞状及び賞金が贈られました。また、3月の学位記授与式では恒例となった学生・教職員有志による室内楽合奏が披露されました。式終了後には記念撮影・祝賀会も行われ、修了生たちは和やかな雰囲気のもと、学長、理事をはじめ指導教員等を交えて歓談し、喜びを分かち合っていました。2018.04平成30年度入学式を挙行4月5日(木)、ミレニアムホールにおいて平成30年度入学式を挙行しました。本学では、国内外を問わず、また出身大学での専攻にとらわれず、高い基礎学力を持った学生あるいは社会で活躍中の研究者・技術者などで、将来に対する明確な目標と志、先端科学技術分野に対する強い興味と意欲を持った者の入学を積極的に進めており、このたび、397名の新入生を本学に迎えました。当日は、奈良県一松旬副知事、生駒市小紫雅史市長、公益財団法人奈良先端科学技術大学院大学支援財団中村茂一専務理事、奈良先端科学技術大学院大学同窓会駒井章治会長を来賓に迎え、また本学入学式では恒例となった茂山家による狂言演能(大蔵流狂言『棒縛(ぼうしばり)』)を行い、奈良の伝統芸能で盛大に新入生の門出を祝いました。「せんたん」は本学の研究活動及び成果を情報発信することを目的とした広報誌です。グンナーエクイスト名誉教授による特別講演会を開催3月16日(金)に本学ミレニアムホールにおいて、ウメオ大学名誉教授(元ス《筆者紹介》坂口至徳(さかぐちよしのり)産経新聞社元客員論説委員、本学客員教授。1949年生まれ。京都大学農学部卒業、大阪府立大学大学院農学研究科修士課程修了、75年産経新聞社入社。社会部記者、文化部次長、特別記者、編集委員、論説委員などを務めた。2004年10月から本学客員教授として大学広報のアドバイザーを務める。S E NTAN2 2