ブックタイトルSENTAN せんたん SEP 2018 vol.27

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概要

SENTAN せんたん SEP 2018 vol.27

◆受賞テーマ『高次アセンの化学的・電子的構造に関する実験的考察』物質創成科学領域有機光分子科学研究室林宏暢助教が日本化学会第98春季年会において優秀講演賞(学術)を受賞!有機光分子科学研究室の林宏暢助教が日本化学会第98春季年会において優秀講演賞(学術)を受賞しました。本賞は、発表内容、プレゼンテーション、質疑応答などにおいて優れた講演で、講演者の今後の一層の研究活動発展の可能性を有すると期待されるものに対して授与されるものです。◆受賞研究の概要ベンゼン環が直線上につながった高次アセンは、高い電荷輸送特性の発現が期待できるだけでなく、次世代有機半導体材料であるグラフェンナノリボン(GNR)の部分構造であり、新しいGNR開発における重要鍵化合物です。一方、高次アセンは難溶で不安定なため、通常の手法では合成や物性評価は困難でした。本研究では、溶媒に可溶な前駆体に外部刺激を与えて難溶な化合物に変換できる「前駆体法」と、「嫌気条件下(単結晶中や超高真空下)での変換反応」を組み合わせることで、高次アセンの構造・物性評価を行うことに成功しました。今後は、高次アセンの構造物性相関の解明をさらに進め、優れた有機半導体材料やGNRに代表されるナノカーボン材料の設計指針の獲得につなげたいと考えています。◆受賞についてのコメントこの度、日本化学会第98春季年会において、このような素晴らしい賞を頂き大変光栄に思います。研究を遂行するにあたり、熱心にご指導いただいた山田容子先生および研究室の皆様、共同研究者の皆様に深く感謝いたします。皆様のご協力・ご指導により受賞に至ることができました。今回の受賞を励みに、より一層研究に精進し、新しい科学分野を開拓していきたいと思います。その他の受賞一覧領域名受賞年月受賞者名受賞名2018.4音田恭宏(修了生)BEST POSTER VIDEO AWARD 2nd Place2018.5安見嘉人(M1)Outstanding Paper Award河野誠也(D1)国際会議IWSDS2018 Best Paper Award Runner-up平賀由利亜(M2)国内会議xSIG2018 Best M1 Student Award情報2018.6和田遥香(M1)大坪敦(M1)曽根田悠介(M1)スマートフォンアプリジャム2018(SPAJAM2018)大阪予選優秀賞鳥越庸平(M1)三崎慎也(M1)久保尋之(助教)情報処理学会コンピュータグラフィックス/ビジュアル情報学研究会優秀研究発表賞2018.7荒川豊(准教授)IPSJ/IEEE-CS Young Computer Researcher Awardバイオ2018.6木田和輝(D3)第4回リポクオリティ領域会議Young Investigator Award最優秀発表賞近藤恒平(D3)ASM Microbe 2018「NEB Gisela Mosig Award」2018.5吉田容輝(M1)日本セラミックス協会2018年年会年会優秀ポスター発表賞物質2018.6高瀬安迪(D1)第18回日本蛋白質科学会年会日本蛋白質科学会ポスター賞竹原浩成(研究員)白髭大貴(M2)2018 Symposia on VLSI Technology and Circuits Best Demo Paper AwardS E NTAN1 4