法令・規程遵守(コンプライアンス)との違い

□産官学連携活動に伴う行動は、法律等もしくは利益相反マネジメントのいずれが直接の対象とするかによって、以下のように分類できる。

  産官学連携活動に伴う行動
法律等の直接の対象 法令等に遵守した合法的行動
外部契約を遵守する信用行動
利益相反マネジメントの直接の対象 内部規則・ルールを遵守するリスク管理行動
社会規範や倫理を重視する模範的行動
大学のビジョンに沿った理想的行動

 

□法令違反への対応と利益相反への対応を分類すると、以下のような違いがある。



  法令違反への対応 利益相反への対応
責任の性質 法令上の責任(刑事罰、行政罰、民事上の損害賠償責任等) 社会に対する説明責任、社会的責任
責任の主体 規制に違反した個人・法人の責任者等 大学(組織)
(個人の責任を大学が代替)
違反・相反状態への対応方法 一律に回避されるべき状態 必ずしも回避する必要はなく、情報開示やモニタリング等、透明性を高めることによりマネジメント可能
判断基準 法律による一律のルール 各大学ごとのポリシーによるルール
利益相反委員会で個別に判断、多様な対応方法が可能
最終的な判断権者 裁判所 学長



□以上のような違いより、次のことが言える。


 

“法令違反では事実(fact)が大事になる”
“利益相反では映り(appearance)が大事になる”