奈良先端科学技術大学院大学 産官学連携推進部門
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「第4回ネイチャー・インダストリー・アワード」に参加

12月4日(金)に大阪科学技術センターで開催された、「第4回ネイチャー・インダストリー・アワード」に参加し、本学は、以下の研究成果を発表しました。

 

 

○研究推進機構 研究推進部門/物質創成科学研究科 ナノ高分子材料研究室
網代広治特任准教授
「選択的な末端反応性と高分子間相互作用を有する植物由来生分解性高分子」
・植物由来化合物のバニリンとラクチドを用い、新しいビルディングブロック基礎単位と言える高分子化合物を合成した。バニリンを開始剤としてラクチドを重合すると、末端にアルデヒドを有するポリ乳酸が合成された。末端に存在するバニリンは、アミノ基と可逆的なイミン形成の活性を示し、高分子主鎖に基づくステレオコンプレックス形成を確認した。これら二つの相互作用はいずれも選択的な相互作用であり、可逆的である。

 

○物質創成科学研究科 バイオミメティック研究室
安原主馬助教
「自然に学ぶ新しい抗菌性分子の創出」
・従来の抗生物質が全く効かない薬剤耐性菌の拡大が近年深刻化しており、全く異なる機構で作用する新規な抗菌剤の開発が急務である。自然界には、細菌の細胞膜を攻撃することで作用する抗菌性ペプチドが存在することが知られており、幅広い種類の細菌に有効であり、なおかつ薬剤耐性を極めて獲得しにくいことが明らかになっている。本研究では、天然の抗菌性ペプチドの作用機構にヒントを得て、細胞膜に作用する新たな抗菌性ポリマーの開発を行った。

 

このアワードは、「自然に学ぶ」「自然を利用する」「自然と共生する」ことを研究している①若手研究者の発表の機会の創出、②優れた研究を表彰することによる奨励、③産業界と技術シーズのマッチングを目指した支援を目的に開催されています。当日は、大勢の方が来場され、プレゼンテーション及びポスター発表をとおして本学の技術を知っていただく良い機会となりました。

 

 

 

ポスター発表(網代特任准教授) ポスター発表(安原助教)