2023年12月14日（木）に開催された、「【MOBIO-Forum】MOBIO産学連携オフィス テーマ別合同シーズ発表会－環境配慮・SDGｓ編－」にて、本学研究者が講演いたしました。

MOBIO産学連携オフィスでは、中小企業の技術開発や技術の高度化を支援するために、大学・高専との産学連携を推進しており、本発表会は「環境配慮・SDGs」をテーマに、大学・高専の研究者が企業の技術開発に役立つ研究シーズの発表及びパネル展示を行う場となっております。

本学研究者の講演内容

「高収量ナタネ新品種の作出技術の開発」
先端科学技術研究科 バイオサイエンス領域 花発生分子遺伝学研究室　和田 七夕子　助教

バイオディーゼル燃料の原料となるナタネ油は、世界生産量は約3000万トン、市場規模はおよそ6兆円です。
ナタネ油の生産は、自分の花粉で種子をつける限られた種（セイヨウナタネ）のみが担っています。
私達は、油脂生産に用いられていないアブラナ科植物（在来ナタネ）に特定の核酸（低分子RNA）を導入することで、油脂生産に適した性質を付与する技術を確立しました。
種子市場はF1ハイブリッド法という育種法により成長拡大しており、本技術もF1ハイブリッド法を適用できるメリットがあります。
同時に、種子の大型化技術も実現しており、これらの技術の育種への応用を検討しています。

イベント概要

日　時	2023年12月14日(木)　14:00～16:00
会　場	クリエイション・コア東大阪南館3F クリエイターズプラザ 技術交流室B （大阪府東大阪市荒本北1-4-17）
主　催	MOBIO（ものづくりビジネスセンター大阪）
イベント公式サイト	【MOBIO-Forum】MOBIO産学連携オフィス テーマ別合同シーズ発表会－環境配慮・SDGｓ編－ (外部サイト)