奈良先端科学技術大学院大学

キャリア支援室

インフォメーション第5回トップ座談会~企業マネジメント経験者との意見交換会~を開催(2015/01/14)

平成27年1月14日(水)、本学事務局棟大会議室において、今年度第3回目(通算5回目)のトップ座談会~企業マネジメント経験者との意見交換会~を開催しました。

この座談会は、企業の取締役などのトップマネジメント経験者を講師として招聘し、企業が求める人材像や企業におけるリーダーシップのあり方、研究開発の現状などについて、学生、教員が率直に意見交換や質疑応答を行い、企業における博士人材のキャリアパスについての現状理解を深めることを目的としたもので、昨年度より継続的に実施しています。今回は、東レ(株)研究本部長・基礎研究センター所長の恒川哲也氏を講師に迎え、意見交換を行いました。

当日は、博士後期課程学生8名、助教1名の計9名が参加しました。はじめに、恒川氏から東レ(株)の事業変遷、グローバル研究体制の構築、「技術融合」・「長期継続」・「極限追求」という3つの研究開発ポリシーの特長などについて具体例を交えた詳細な説明が行われました。続いて、各参加者が自らの研究内容を紹介した後、質疑応答が展開されました。参加者からは、「グローバル人材の定義」、「ポスドクを経験した博士人材の採用実績」、「大学と企業の基礎研究に対するスタンスの相違」といった多岐にわたる質問が次々と恒川氏に投げかけられました。それらひとつひとつの質問に対する恒川氏のユーモアを所々に交えた回答に、参加者から笑いが沸き起こる場面が幾度となくあり、意見交換は和やかな雰囲気の中、進行しました。

「自分の専門分野と異なる企業の実情を伺うことができ、自らの考え方や視野を拡げることができました」、「企業で活躍されている方の考えが直接伺えたので非常に有意義な時間でした」等の感想が寄せられ、今回も過去の意見交換会と同様に、博士人材が自身のキャリアを見つめ直す格好の機会となりました。

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