奈良先端科学技術大学院大学

キャリア支援室

インフォメーション「第2回FD・SD講演会~博士人材キャリア支援先進大学における現状と課題~」を開催(2015/11/17)

平成27年11月17日(火)、本学研修ホールにおいてキャリア支援室「第2回FD・SD講演会~博士人材キャリア支援先進大学における現状と課題~」を開催しました。今回の講演会は昨年度に引き続き開催されたもので、博士人材のキャリア形成の現状や積極的に博士人材のキャリア支援に取り組んでいる大学の実状等について理解を深めることを目的としています。

始めに、本学キャリア支援室の菅澤貴之キャリア・アドミニストレーターの開催挨拶があり、続いて、広島大学グローバルキャリアデザインセンター三須敏幸教授から「未来を拓く博士人材~理念から現場へ~」と題して基調講演が行われました。三須氏は、文部科学省科学技術・学術政策研究所及びOECDで実施した調査研究データを中心に、世界的な視野から見た博士人材の置かれている社会環境の変化や博士人材に求められるキャリアデザインに関して解説され、その後、責任者として博士人材のキャリア形成プログラムの開発に従事されている広島大学の取り組みの紹介が行われました。

その後、同志社大学高等研究教育機構上田光明助教による来賓講演が行われました。上田氏は、同志社大学が文部科学省博士課程教育リーディングプログラムに採択され、2012年度から推進している「グローバル・リソース・マネジメント(Global Resource Management:GRM)」プログラムの特色及びキャリア支援メニューについて詳細に説明され、グローバルな活躍を期待される博士人材には、高度な専門性のほかに、文理を越えた幅広い知識や柔軟性、持続性といった汎用的スキルの習得が必要不可欠であると訴えかけられました。

最後に、片岡幹雄教育推進機構長から講演会のまとめと閉会の挨拶があり、今年度も講演会は盛会のうちに閉幕しました。本学キャリア支援室では、次年度以降も博士人材のキャリア形成をテーマとする講演会を継続的に開催する予定です。

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