博士前期課程

1.正規英語科目

正規には6つの英語科目(各1単位)が開講されています。
中級
・プロフェッショナルコミュニケーションI
・プロフェッショナルコミュニケーションII
上級
・アカデミックディスカッション
・リサーチプレゼンテーション
・リサーチライティング
・アドバンスドリサーチライティング

博士前期課程では、英語科目から2単位を履修することが必要です。どの英語科目を履修するかは、入学時TOEIC-IPテストの成績によって一部決まります。入学時TOEIC-IPテストで650未満のスコアの学生は、中級「プロフェッショナルコミュニケーション (ProCom) I」と「プロフェッショナルコミュニケーション(ProCom)II」を履修します。650以上のスコアを取った学生は、ProCom I, IIの代わり上級4科目から2科目を履修します。

2.ProCom科目について

 ProCom I、IIは、将来、技術者、研究者、あるいは企業の指導的立場に立つ人材に必要な英語力をつけることを目的とし、2年間でTOEICスコアを650以上に上げることを目標とした科目です。ProCom Iは1年次に、ProCom IIは2年次に開講されます。英語力の向上のためには多読(Extensive Reading)が有効だと考えています。そのためProComでは通常の英語授業に加えて、日常的に英語の本に触れられるようXreadingという多読学習用オンラインシステムを用いて学習します。読んだ本の冊数、単語数は成績に反映されます。

3.カリキュラム外の英語講座(TOEIC対策講座)

 本学では、前期課程修了時のTOEICのスコアの目標を650としています。これを早期に達成するため、ProCom科目と連携させて、「TOEIC対策講座」を2年間に3回実施します。毎回、あと少し努力すればTOEICの目標を達成できる可能性の高い学生を「ProCom特別強化学生」として選び、3日間の集中講座を実施し、その直後にTOEIC-IPテストを受験します。
「ProCom特別強化学生」は、2年間の前期課程の間に下記のように3回選びます。

1.4月:入学時TOEIC-IPの成績によって
2.9月:ProCom Iの成績によって
3.翌年1月か2月:中間TOEIC-IPの成績によって

「TOEIC対策講座」の教科書の費用、TOEIC-IPテストの費用は大学が負担をします。

博士後期課程

1.正規英語科目

正規には5つの英語科目(各1単位)を開講します。
・英語上級A(アカデミックディスカッションと共同開講)
・英語上級B(リサーチプレゼンテーションと共同開講)
・英語上級C(リサーチライティングと共同開講)
・英語上級D(アドバンスドリサーチライティングと共同開講)
・英語上級E

 入学時TOEIC-IPのスコアが650以上であるが750に達しない学生には、英語上級A-Dのうちの2科目を履修することを強く推奨します。750に達している学生もできるだけ履修してください。 さらに、もう一つの英語科目、英語上級E (7029)は、入学時TOEIC-IPのスコアが650に満たない学生を対象にしています。英語上級Eの受講を推奨する学生の皆さんにはメールで個別に通知します。英語上級Eでは、ネット教材のXreadingを自習教材として使用します。

2.海外英語研修

 上記の科目に加えて、ハワイ大学マノア校で4週間の英語研修を開講します。本学では国際性、国際コミュニケーション能力を育成するため、日本人博士後期課程学生については全員に海外留学を経験させるという高い数値目標を掲げています。そのための学生海外英語研修プログラムです。研修の詳細についてはHawaiʻi English Language Program (HELP) にあります。これは海外英語研修I、II、IIIのいづれか1科目の2単位とすることができます。

3.カリキュラム外の英語講座(TOEIC対策講座)

 TOEIC対策講座は、正規の英語科目と連携して開講されるもので、あと少しの努力で目標スコアである750を達成できそうな学生を「特別強化学生」として選定し、英語力を短期で強化する目的で提供するものです。特に、海外英語研修に参加しない学生にとって、英語力を上げる絶好の機会となります。次のように、後期課程の最初の2年間に3回ほど選考を行います。

1.1年次の9月に、入学時のTOEIC-IPのスコアと英語上級Eやその他の英語科目の学習状況によって
2.2回目と3回目の選考については後日通知します。

TOEIC対策講座は、3日間の集中講義とその直後のTOEIC-IPで構成されています。 講義の費用と教材はすべて、本学が負担します。