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活動報告記事
■第12回グローバルキャンパス・イベントを開催

1月20日(金)、本学研修ホールにおいて、第12回 ”NAIST Tea Time”(※1)を開催しました。本学においては、文部科学省スーパーグローバル大学創成支援事業の施策として、地域とも連携した異文化混在グローバルキャンパスの拡充を進めていることから、前回(第11回)に引き続き、地域の方々にもこのイベントを公開しており、生駒市から参加された方も含め、本学の教職員や学生を合わせ約50名が参加しました。

前半は、本学フィリピン人留学生のMarko Tronoさん(情報科学研究科博士後期課程3年)、Clark Kendrick Goさん(情報科学研究科博士後期課程1年)、Bryan Tsang Laoさん(情報科学研究科博士前期課程2年)の3人が、フィリピンの人気スイーツ「ブコパンダン」を紹介しました。「ブコ」とはココナツ、「パンダン」はタコノキ(植物の葉)のことで、練乳と生クリームの中にタピオカやゼリー、若いココナツのスライス、ナタデココなどを加え冷蔵庫で冷やします。フィリピンでは、その温暖な気候や季節に合わせた飲み物や食べ物がたくさんあり、それら食を通じて人が常に集う文化背景について、フィリピン以外の国から来た留学生や日本人学生らが理解を深めることができ、グローバルキャンパスの具現化につながる有意義な場となりました。

後半は、橋田力国際展開マネージャーが日本のお正月恒例の「福笑い」を紹介し、会場の参加者に体験していただきました。家族や友人と笑いあって新年に幸運を呼び寄せようという福笑いは、「笑う門には福来たる」と考える日本人らしい伝統的な遊びです。留学生にとって、日本語講座などを通して学んだ日本文化の代表的な行事を実際に体験できる貴重な機会となり、ひいては留学生が日本語学習や日本文化の理解への意欲を高める好機ともなりました。

今回のイベントでは、人が集まる文化という一つの共通点がフィリピンと日本にあることが発見でき、地域の方々も含めて異文化間の相互理解を進める機運がいっそう醸成されることになりました。最後に、参加者が入室時に引いた「福引」抽選会を行い、本イベントは大盛況のうちに終わりました。本学における、地域とも連携したグローバルキャンパスの拡充へのプロセスは、着実な進展を見せています。


※1:このイベントは、様々な文化的背景を持つ本学の教職員および学生が、相互理解を深める機会を提供することにより、キャンパスのグローバル化を推進することを目的としています。


フィリピンデザート「ブコパンダン」

ブコパンダンを紹介するフィリピン人留学生たち

「福笑い」を紹介する橋田マネージャー

「福笑い」を楽しむ参加者たち