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第2回生駒市図書館北分館での国際交流イベントの実施(2023/2/12)

 2月12日に生駒市の北コミュニティセンターISTAはばたきにて、国際交流イベント「第2回留学生と絵本であそぼ」が開催されました。このイベントは、生駒市と本学との間で結ばれた包括連携協定に基づき、生駒市の皆さんと本学がさらに交流を深めていきたいという思いから、留学生と図書館北分館が協力して開催しています。今回本学から参加してくれた留学生は、ジャマイカ人のシーブライト・カーギル・ドゥジョンさんで、自国紹介等を行いイベントを盛り上げてくれました。また、前回を上回る15家族(2歳~8歳のこども18名とその親御さん)の一般参加者と、2名の本学職員とその家族が集い、絵本読み聞かせやゲームを通して英語に触れ、また、カーギルさんとの交流を通してジャマイカの国や文化に対する理解を深めました。

 初めに、図書館北分館の司会者が講座開始の挨拶を行うと、前回同様、当イベントに駆け付けてくださった小紫生駒市長より、今回のような国際交流イベントの実現に不可欠な、生駒市と本学との協力関係についてお話がありました。その後留学生・外国人研究者支援センター(CISS)のキングUEAチーフからも参加者の皆さんへ挨拶を行うと、歌いながら踊る英語の歌、「Head, Shoulders, Knees and Toes」の時間です。留学生のカーギルさんも前に立って見本となり、参加者全員を巻き込んでのオープニングとなりました。

 次に、エリックカール著「くまさん くまさん なにみてるの?」の絵本読み聞かせが行われました。図書館職員による日本語と、カーギルさんによる英語との日英両方で行われましたが、子供たちはどちらの言語にも熱心に耳を傾けていました。

 続いて、キングUEAチーフが「動物の群れ(仲間)を探せ」というゲームの紹介に移り、動物の鳴き声を英語でどう表現するか、スライドも使用して参加者たちに見本を聞かせてみせました。このゲームでは、ランダムに数種類の動物の写真カードが配られ、参加者はその動物の鳴き声を英語で発音することで同じ動物カードを持っている仲間を探し当てるというもので、言葉を使ってはいけません。日本語と英語ではオノマトペも異なるため、初めて聞く英語での鳴き声を覚えるのに苦戦する参加者もいたようですが、キングUEAと一緒に繰り返し復唱するうちに、いつの間にか会場は自分の群れを探して歩き回る参加者の、動物の鳴き声で溢れていました。

 その後、スライドやビデオを使用した、カーギルさんによるジャマイカの特色、文化紹介が行われました。ジャマイカ出身の有名なスポーツ選手やレゲエ音楽は知られていても、文化や自然等について詳しい人は少なく、参加者にとってジャマイカへの知識を深める良い機会となったようです。さらに、ジャマイカに関連する動物、旗、植物の写真がスライドで紹介された後、それらの絵柄がプリントアウトされた塗り絵用紙が配られました。子供たちはその中から気に入った絵柄を選び、レゲエ音楽をBGMにして、スライドで紹介された通りの配色を思い出しながら塗り絵を楽しみました。

 最後にもう一度「Head, Shoulders, Knees and Toes」を全員で歌いながら踊ることになり、キングUEAチーフからのボランティア募集の呼びかけに応えてくれた女の子も前に出て見本となり、参加者全員でイベントを締めくくりました。

 今回のイベントのように、新しい人に出会い、仲良くなることでその人の背景にある国や文化に興味を持つことが、異文化理解への近道であり、世界に対する自分の見識を広げるチャンスでもあると思います。第3回目となる次回の図書館イベントは7月に開催予定です。今後も、こういったイベントを通して地域の皆さんとの交流を深めていきたいと思っています。

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英語でHead Shoulders Knees and Toesを歌って踊る参加者たち
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英語で絵本の読み聞かせを行うカーギルさん
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「動物の群れを探せ!」ゲームに熱中する参加者たち
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ジャマイカの文化や自然等について紹介するカーギルさん