共同研究室
産学連携研究の取組として、2023年度に「共同研究室制度」を創設しました。本学の教員が特定の研究目的のために原則3年間新たな研究室を設置するための制度です。共同研究室の責任者が認めれば、研究目的に賛同頂ける民間企業等外部の機関が、個別の共同研究という形で研究活動に参画することができます。
特定の企業等と本学教員が連携して深く広く研究することも可能ですし、本学教員を中心に複数の企業等が業種・業界を越えた交流をしつつ各社独自の研究テーマに取り組むことも可能です。
成果の取り扱い
・共同研究に準じます。
参画条件
・各社1名以上共同研究室研究員の登録をお願いしております。研究員一人当たり年間400,000円(税別)の研究料を、直接経費、間接経費とは別にご負担いただきます。
・本学学生が研究に参画する場合、秘密保持への配慮などの観点から研究費で雇用いたします。直接経費には学生の雇用費用を含みます。
・一定の条件を満たさなかった場合、共同研究の研究期間とは関係なく研究室が閉鎖されることを予め容認いただきます。
・研究遂行に直接必要な経費(直接経費)に対し、間接経費として原則 30%をご負担いただきます。
共同研究室紹介
次世代生体医工学研究室
人工視覚を代表とする次世代生体医工学に関する研究の推進を目的に研究室を設置し、株式会社ニデックと幅広く研究開発に取り組む。 設置期間:2023年-2026年 参画機関:株式会社ニデック、 明志科技大学
MuSASHi植物バイオ研究室
武蔵精密工業株式会社と密に連携して研究を推進し、植物の生産性やストレス耐性を強化する新たな因子に関する研究成果を応用することで、新規の持続型農業を推進する知財や技術を得るとともに、社会実装を目指す。 設置期間:2023年-2026年 武蔵精密工業株式会社のプレスリリース(外部サイト)
発酵科学研究室
モデル生物および産業微生物として重要な酵母を用い、新規な生命現象や分子機能を解析し、それらの理解を深めるとともに、高機能開発や代謝設計を行い、有用物質の発酵生産に資する研究を推進する。 設置期間:2023年-2026年 参画機関:株式会社ニデック、 明志科技大学
超スマート社会実装共同研究室
本共同研究では、 超スマート社会の実現を目指し、スマートホーム、スマートライフ、スマートシティに関する研究を統合的に進めることを目的とし、それぞれの要素技術を開発するとともに、共同研究者同士の連携を進める。 設置期間:2024年~2027年 参画機関:トヨタ自動車株式会社、NTT西日本株式会社、株式会社市浦ハウジング&プランニング
半導体未来研究室
本共同研究室は、次世代の半導体技術の開発と応用を推進し、持続可能な社会の実現に貢献することを目的とする。酸化物半導体やペロブスカイト型半導体など最先端分野を中心に、ニューロモーフィックデバイスや省エネルギー技術の研究を行い、ディスプレイ、通信、宇宙開発など多分野への応用を目指す。さらに、研究者の育成、産学連携を通じて、日本および国際社会の半導体技術発展に寄与する。 設置期間:2025年~2028年 参画機関:株式会社 PGSホーム