ブックタイトル国立大学法人奈良先端科学技術大学院大学 GUIDEBOOK 2020-2021

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概要

国立大学法人奈良先端科学技術大学院大学 GUIDEBOOK 2020-2021

学内共同研究施設として放射線実験施設、動物実験施設、植物温室などの管理運営を行っています。放射線実験施設は全学のアイソトープの安全管理と利用者への教育実習を行っています。動物実験施設では、小動物の飼育管理や利用者講習会を行うとともに遺伝子改変マウスの作製も行っており、動物個体レベルでの研究のサポートをしています。植物温室は、開放系と閉鎖系の温室をもち、研究に必要な植物個体とトランスジェニック植物の管理などを行っています。これらの各施設は最先端のバイオサイエンス研究を進めるために必須なもので、専門の技術職員が配置され施設の円滑な運営に務めています。物質科学教育研究センターは、物質科学分野の先端科学技術に係る教育研究のうち、各専門分野を横断的に網羅する物質科学の三要素、新規な機能物質の設計、物質の微細加工や制御複合化による新素材の合成、新物質・新材料の機能解析と評価に関する教育研究と実験・実習を行う学内共同教育研究施設です。データ駆動型サイエンス創造センターは2017年4月4日に創設されました。当センターでは、これまでの研究者の知識に基づき実験を行い、検証を行う仮説駆動型でなく、大規模なデータと人工知能技術によるデータ駆動型の新たなサイエンスを生み出す研究を目指します。具体的には、シミュレーション、データサイエンス、機械学習、人工知能などの技術を用いてマテリアルズ・インフォマティクス、ケモインフォマティクス、バイオインフォマティクス分野、そして次世代の人工知能分野の新たな研究を目指します。さらに、産業界との共同研究、人材交流を行うことで成果の速やかな展開を行います。■データサイエンス部門データ駆動型サイエンスの基盤的研究や人工知能(深層学習、推論モデル)を中心にデータ駆動型サイエンスの基礎となる理論を開拓します。■バイオインフォマティクス部門分子生物学の発達で急増してきた生物学データの解析にデータサイエンスの手法を適用し、生命現象の統計的な解明とその応用を目指します。■マテリアルズ・インフォマティクス部門データ駆動型の手法を物質創成科学に適用し、プロセスまで含めた新材料の探索や新規機能開発を行います。■社会実装部門産官学連携により、データ駆動型サイエンスの研究成果の社会的な実装と活用への積極的な取り組みを行います。