ブックタイトル国立大学法人奈良先端科学技術大学院大学 GUIDEBOOK 2020-2021

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概要

国立大学法人奈良先端科学技術大学院大学 GUIDEBOOK 2020-2021

国立大学法人奈良先端科学技術大学院大学は、自ら新たな課題に挑戦し飛躍を遂げようとする人が集うとともに、それを可能にし、常に成果を挙げられる環境があります。そして、大学を構成する学生・教職員に加え、学問領域や組織形態などあらゆる要素がそれぞれのワクを超えて成長し、発展をめざしています。奈良先端科学技術大学院大学は、学部を持たない新構想の大学院大学として1991年に誕生し、1993年の学生受入開始以来、「実験大学」として大学院改革のトップランナーであり続け27年余りが経ちました。創設以来、情報科学、バイオサイエンス、物質創成科学の3分野とこれらの融合領域において世界レベルの研究を推進するとともに、その成果に基づく高度な教育を実施してきました。これまでに博士前期課程(修士)修了者約8,300名、博士後期課程(博士)修了者約1,700名を社会に送り出し、それぞれが社会の様々な分野で研究者・技術者等として活躍しています。また、本学で育った多数の若手研究者を全国の主要な大学に教授・准教授等として送り出し、先端科学技術分野での教育研究に貢献しているのも本学の大きな特徴です。科学技術大変革の時代における先端科学技術とは何でしょうか。奈良先端大は、科学技術が変化する中で常に最先端の研究を推進し、それを背景に最先端科学技術の将来を担う人材の育成をミッションとしていますが、情報科学、バイオサイエンス、物質創成科学の各分野で独立に教育と研究を行う体制では将来にわたって先端科学技術を担い続けるのは難しいと思います。このような問題意識のもとに、本学では、変化していく先端科学技術に柔軟に対応できる教育研究体制を構築するために、平成30年度から、融合領域教育プログラムの強化に重点をおいた先端科学技術研究科からなる1研究科体制へ移行しました。この新しい体制では、それまでの3研究科に対応した3つの教育プログラム「情報理工学プログラム」「バイオサイエンスプログラム」「物質理工学プログラム」に加えて、融合領域の教育プログラムとして「情報生命科学プログラム」「バイオナノ理工学プログラム」「知能社会創成科学プログラム」「データサイエンスプログラム」の4つを設定しました。融合領域のプログラムには複数の領域の教員が参加し、共同して組織的・体系的に教育研究指導を行います。これによって、入学後の皆さんの分野の選択肢が増え、新しい分野の開拓に挑戦する機会を提供できると考えています。この組織改革は、奈良先端大にとっても創設以来、最大の挑戦になります。奈良先端大は、将来の科学技術の発展を支え、グローバルに活躍できる人材の育成を目指し、本学での研究活動を通して学生が世界に飛躍できる研究者・技術者へと成長するための最高の教育研究環境を準備しています。受験生の皆さん、あなた自身の未来を創るために奈良先端大で挑戦しませんか。教職員一同、挑戦心を持ったあなたを待っています。