ブックタイトル国立大学法人奈良先端科学技術大学院大学 GUIDEBOOK 2021-2022

ページ
2/24

このページは 国立大学法人奈良先端科学技術大学院大学 GUIDEBOOK 2021-2022 の電子ブックに掲載されている2ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると今すぐブックを開きます。

概要

国立大学法人奈良先端科学技術大学院大学 GUIDEBOOK 2021-2022

―Outgrow your limits―無限の可能性、ここが最先端国立大学法人奈良先端科学技術大学院大学は、自ら新たな課題に挑戦し飛躍を遂げようとする人が集うとともに、それを可能にし、常に成果を挙げられる環境があります。そして、大学を構成する学生・教職員に加え、学問領域や組織形態などあらゆる要素がそれぞれのワクを超えて成長し、発展をめざしています。人が研究を育み、研究が人を育む奈良先端大は、1991年に学部を持たない新構想の国立大学院大学として誕生しました。現代社会の基盤となる情報科学、バイオサイエンス、物質創成科学とそれらの融合分野に特化した本学には、創設以来、優れた研究者が国内外から集まり、世界トップレベルの科学技術研究を追求し、高い評価を獲得してきました。例えば、2013年度から始まった文部科学省「研究大学強化促進事業」の対象として全国22機関の一つに選ばれ、研究力の強化をさらに推進しています。科学技術研究の目的の一つは、社会や人々の生活をより快適で喜び溢れるものにするために、さまざまな問題・課題の解決につながる発見・イノベーションを産み出すことでしょう。例えば、現在進行中の新型コロナウイルスとの戦いでは、多くの研究者がその最前線に加わっています。また一方で、有史以来、科学者が積み重ねてきた研究は、私たちの知の地平を拡大し、知識を蓄積する人類の文化的な営みでもあります。最先端の科学技術研究を教育の場とするのが奈良先端大です。研究に取り組む中で、最新の知見を学修するだけでなく、発見や開発が求める多面的な能力、スキルを身につけることができます。また、科学技術の研究に国境はありません。文部科学省「スーパーグローバル大学創成支援事業」の対象にも選ばれている奈良先端大では、現在、世界34の国や地域から留学生を受け入れており、在学生の4人に1人は留学生です。共に研究に取り組み、アイデアや成果を共有、議論しながら実践的な英語能力・コミュニケーション能力を磨くことができる国際的な環境も奈良先端大の特徴です。奈良先端大は、創立30周年を迎えましたが、本学の科学技術研究の成果には、すでに実用化されて私たちの生活に役立ったり、教科書を飾ったものも少なくありません。また、奈良先端大で修士、博士を取得した卒業生は、それぞれ8,671名、1,720名を数え、それぞれが国内外の様々な分野で研究者・技術者として活躍しています。加えて、本学で育った多数の若手研究者が、全国の主要な大学の教授・准教授として研究や教育で力を発揮しています。これまでの成果をステップとする奈良先端大の新たなフェーズの準備として、2018年には全学を単一の先端科学技術研究科に統合しました。この大改革によって、異なった専門分野が結集してSDGsなど世界的な課題に挑戦するイノベーションと人材の創出を推進するための基盤を整え、さらに2030年を見据えて「先端科学技術で未来を共創する大学」を目指す学長ビジョンを策定しました。科学技術研究の最先端を追求し、その中で次世代のリーダーを育成するというミッションをとおして、奈良先端大は未来に貢献するため前進を続けます。学長塩﨑一裕目次学長挨拶・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1目的/理念/運営体制/沿革・・・・・・・・・・・・・・・・・・2先端科学技術研究科・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・3教育プログラム・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・5学生情報・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・9情報科学領域/バイオサイエンス領域・・・・・・・・・・11物質創成科学領域/研究事業情報・・・・・・・・・・・・・・13国際交流・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・15研究施設・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・17組織・財務・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・19キャンパスマップ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・21※表紙の「卵」について…ヒナ鳥と親鳥が内と外から協同で卵の殻を割る作業を表す言葉、「?啄(そったく)」。教師と学生が共につくり上げる教育を、そのイメージに重ねました。