サロン概要
国籍や言語に関わらず、
多様な博士人材の力が
解き放たれる社会を創る。
私たちは、国内産業界における外国籍博士人材の導入・定着に向けた変革への取り組みやアイデアを共学する
産学官プラットフォームを形成し、「日本の未来を担う高度専門人材」として彼らが広く社会に認知され、必要とされ、
その才能が開花する時代を切り拓くことを目指します。
サロン構想のこれまでの経緯については、こちらをご参照ください。
サロンの目的
- 国内企業における外国籍博士人材の導入・定着の好事例共有と課題の可視化
- 大学における博士留学生の獲得・育成・キャリア支援の取り組みの社会浸透
- 行政組織との連動による政策的支援への提言、施策の実効性の向上に寄与
- 産学官連携による新たな価値創出と持続可能な外国籍博士人材エコシステムの構築
運営体制
副代表 プカ あや
沖縄科学技術大学院大学(OIST)
プロフェッショナルキャリア開発スペシャリスト
代表 谷口 直也
奈良先端科学技術大学院大学(NAIST)
教育推進機構キャリア支援部門 特命助教
顧問 高倉 千春
高倉&Company合同会社 共同代表
(元ロート製薬取締役 CHRO)
― なぜ外国籍 × 博士 なのか ―
日本の博士課程における外国人比率
学校基本調査をもとに計算
(2025年5月1日現在)
OISTとNAISTの外国人比率
博士課程学生(NAISTは博士後期課程)
NAIST/OIST連携の経緯
OISTとNAISTは、研究・教育活動を中心として広く連携を図ることを目的として、包括協定を締結しました。独創的な研究と高い国際性を持ち合わせる2つの大学院大学の連携により、グローバルに活躍する博士人材の育成を目指しています。
NAISTが第3期PEAKS実証事業「日本型大学成長モデルの具体化及びそれを支える大学経営人材の確保・育成に係る実証事業」に採択され、「博士国際人材としての国内定着を目指す戦略的な留学生リクルートと留学生向けキャリア支援」をテーマに、内閣府 科学技術・イノベーション推進事務局および大学支援フォーラムPEAKS事務局による伴走支援のもと、大学としての戦略策定を実施。
協定に基づき博士人材育成プログラムやキャリア支援関連での連携協議を開始。互いの共通課題として、博士課程留学生の国内企業就職支援の体制強化、特に企業開拓と留学生への交流機会提供に協力して取り組むことを確認。
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外国籍博士を対象とした、大手製薬/医療機器メーカーへの企業訪問プログラムを共同企画(9月実施)
第3期PEAKS実証事業での協議のもと、今後実現を⽬指す全学戦略の一つ(10頁参照:検討結果のサマリ)として国内企業における外国籍博士人材の採用・育成・定着を産官学で協議する「外国籍博士人材の採用・育成サロン」を構想。サロン構想モデルについて、2025年9月にNAISTとOISTが共同発表。
2025年度下半期をNAIST/OISTサロン構想期間と位置付け、キックオフセミナーを開催。(後援:内閣府、日本貿易振興機構)その間、本構想の趣旨に賛同する大学・企業を中心に次年度からのサロン会員としての参加希望の有無を調査。一定の関心の高さが伺えたことから、2026年度の本格始動に向けた協議を開始。
地域中核・特色ある研究大学強化促進事業(J-PEAKS)の支援を受け、「外国籍博士人材の採用・育成サロン(TRI-PhD SALON)」を正式始動。4月27日にキックオフシンポジウムを開催。
博士留学生の動向
2023年度NAIST博士後期留学生の
日本国内就職者の割合
定義:国内で就職した者のうち、
ポスドクを除いた数値
2023年度JASSO外国人留学生
進路状況調査
博士課程の日本国内就職率(全国値)
定義:給料、賃金、報酬、その他の収入を
目的とする仕事に就いた者
NAIST留学生の74%
OIST留学生の76%が
日本での就職に興味を持っている。
(NAISTは2025年 学内調査より。OISTは2025年6月~2026年4月までの個人キャリア面談より)
産業界からの期待値
日本企業で活躍する
外国籍博士人材の事例
株式会社ファーマフーズ バイオメディカル部・主任研究員
チュラロンコン大学(タイ)で学士・修士号取得。その後、奈良先端科学技術大学院大学(NAIST)で分子免疫生物学を専攻し、博士号を取得。修了後、バイオベンチャーの(株)ファーマフーズに入社。現在はバイオメディカル部門に所属、ニワトリ由来抗体を活用した創薬研究に従事している。就職活動時は日本語力が初級レベルであったが、入社後に会議やメール実務を通じて着実に向上させた。現在は主任研究員として、日本人を含むアジア、ヨーロッパ、南米などさまざまな国籍の外国人研究者が在籍する多様性に富んだ環境で、研究開発チームをリード。博士の専門性を活かして活躍、現在入社7年目。
シスメックス株式会社 ヘマトロジー事業推進部・Associate
アバディーン大学(イギリス)で学士・修士号取得。2015年に沖縄科学技術大学院大学(OIST)に入学、発生生物学を専攻し、β-カテニンの研究で博士号を取得。就職活動の際は大手製薬企業に応募したものの、日本語というハードルが高く就活は難航。そんな中、英語での面接にも対応するグローバル企業・シスメックスと出会った。幼い頃にマラリアで苦しんだ経験から、この病気を対象とする企業で働く魅力に惹かれ入社。学術博士としての知見と、ビジネス開発(科学的知見を活かした市場分析、グローバル戦略など)を融合させた「サイエンスとビジネスの架け橋」としてリーダーシップを発揮。現在、入社5年目。