J-PEAKS関連イベントを実施
本学は、地域中核・特色ある研究大学強化促進事業(J-PEAKS)にて、生産年齢人口が急激に減少する我が国において、研究開発力を維持・強化するための取り組みを、2025年度より進めています。
本学の事業の構想やリソースを関係者や地域の皆様と共有し、課題解決に向けたアプローチを共創する場として、2025年10月23日にNAIST×J-PEAKSキックオフシンポジウムを開催しました。
シンポジウムでは、ベストセラー『未来の年表』シリーズの著者である、一般社団法人人口減少対策総合研究所 理事長 河合 雅司氏による「人口減少社会と大学の役割」と題した基調講演が行われ、今後の人口減少社会における大学の役割や課題、取り組みについてお話いただき、本学の今後についても大きな期待が寄せられました。次に、本事業の戦略紹介を行った後、「グローバル人材×研究自動化・自律化×データ共有による価値創造-NAIST J-PEAKSが共創する未来とは-」をテーマにパネルディスカッションも行われ、社会実装に向けた価値を創造すること、大学と企業が連携すること、および日本や世界が直面する課題を理解した人材育成の重要性について議論が交わされました。

NAIST×J-PEAKSキックオフシンポジウムでのパネルディスカッション
また、2025年11月30日には、タイ・バンコクにて「第3回J-PEAKS国際合同シンポジウム」を開催しました。
このシンポジウムは、本学とタイの協定校との間で進められている研究・教育連携のさらなる深化を目的とし、本事業の基幹的なプログラムとして準備が進められてきました。
前半のセッションでは、本学および協定校であるカセサート大学、チュラロンコン大学の研究者が登壇し、情報科学・生物科学・植物科学分野の最新の研究成果について発表が行われ、建築的視点からのシステム設計、植物抗酸化物質の代謝研究、ドリアンなどの果実を題材とした機能性食品研究など、各大学の特色ある研究内容及び成果が共有されました。
後半のセッションでは、材料科学分野におけるAI応用に向けた最先端半導体開発プロセスや、ナノ材料開発における学生中心型研究推進の実践例などが紹介され、また、本学とタイの大学間の連携事例、同窓会活動の報告、さらに本学のタイ人修了生による同窓会(TNAA)の会員によるプレゼンテーションが行われました。この発表では、本学との教育連携がタイ人修了生のキャリア形成に強く貢献していることが示されました。

第3回J-PEAKS国際合同シンポジウムでの集合写真
なお、2025年11月14日には、J-PEAKS伴走チームによるサイトビジットも行われました。このサイトビジットは、J-PEAKS事業における取組の中核となる研究拠点等の視察や学長等の執行部との対面での意見交換を通じた進捗状況や課題の把握、また採択大学間の学び合いを促進することを目的として、 J-PEAKS伴走チームのサポーターの他、各採択大学のリエゾン(採択大学から選任され、伴走チームと採択大学との橋渡しを行う役割)およびリエゾン代理も参加して実施されています。本学からの説明に対して、学生のキャリア支援、本事業で進める人材バンクの内容、電子ラボノートをはじめとした研究のデジタル化、若手教員の育成など、多岐に渡って活発な質疑応答が展開されました。その後、物質創成科学領域マテリアルズ・インフォマティクス研究室の視察が行われました。

サイトビジットにて説明を行う塩﨑学長
シンポジウムやサイトビジットでいただいた様々な意見を、今後のJ-PEAKSの取組に活かしてまいります。

