Kazuho Morita
森田 一帆
物質創成科学研究科
凝縮系物性学研究室
大学では化学を専攻していました。しかし物理を学びたかったという思いが強かったため、専攻分野を変えるためのバックアップがあるNAISTを選びました。実際に基礎科目授業を幅広く学ぶことができました。研究室でも異なる専攻の人と協力して実験ができることが大きな強みであると実感しています。また、NAISTは第一種奨学金(返済時に無利子)の給与率が高いことも魅力の一つでした。
研究室の人数(単位:人)
教授 | 准教授 | 助教 | 技術・事務補佐員 | 博士前期課程 | 博士後期課程 | 研究員 |
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1 | 1 | 3(1) | 1(1) | 15(3) | 6(1) | 0 |
※人数横の()内数値は女性の人数
物質は微細な領域において物質固有とは異なる性質を示します。当研究室ではそのような新物質を作製・測定し、原子構造や電子エネルギーバンドなど のミクロな解明を通して、新しい物性を明らかにしています。
1.実験室 2.居室 3.ミーティングルーム
私のグループは研究室内の大型の実験装置を7人で共有してしています。シフト制で3日~1週間ごとに交代して各自の実験を進めています。
実験を手伝ったり、みんなで装置をメンテナンスしたりと協力することも多々あります。実験データの解析がかなりウエイトを占めるので、解析に必要なPCは一人一つずつ支給されます。
今現在留学生が4人いるのに加えて、さらに海外からときどきインターン生が来るので国際色豊かな研究室です。
歓送迎会、BBQ、忘年会は毎年行っています。他にもたこパ、鍋パなど留学生を交えての宴会も多くあります。留学生は母国の料理を作ってくれたり、積極的に話しかけてくれたりとフレンドリーな人が多いです。
2017年 9月『応用物理学会』 福岡
大規模な学会ですが雰囲気は和やかです。4日間にわたって学会が開催されているので、夜は研究室の学会参加メンバーで飲みに行き、観光気分も味わうことが出来ました。
2017年10月『The 8th International Symposium on Surface Science (ISSS-8)』 つくば
国際学会です。英語でポスター発表をしました。 海外の研究者は女性も2割くらいと日本よりやや多く感じました。子供連れで学会に参加している人もいて、文化の違いに驚きました。会場でフード類が豊富に提供されるのも国際学会の特徵だと思います。
Point1 寮の各棟の1階にあるラウンジが利用可能
テレビを見たり、食べ物を持ち寄ってパーティーすることができます。
Point2 浴室と洗濯機が共用
男女別です。冬は共用所がかなり寒いです。
Point3 学校の敷地内にあるので安全
夜間は警備員さんが敷地内を巡回してくれます。
Point4 車か原付を持っていると便利
NAIST周辺は坂が多いので自転車は少し大変。
Point5 大阪へのアクセスが良い
難波へは最寄り駅から電車で30分ほど。
NAISTの男女比は4:1と聞くと女性の方の中には不安になる方もいるかも知れません。入学時にオリエンテーションや新入生交流会などで同じ学科の子と友達になれる機会がたくさんあります。
さらにこの学校のいいところとして、保健管理センターや、実験設備が整っています。学校自体がコンパクトなので、利用しやすいですね。都会ではないので、不便なこともありますが、研究に専念出来たり、みんなで飲み会をしたりと生活は充実しています。
院生活の2年間はあっという間ですが、NAISTでは新しい環境で濃い時間が過ごせると思います。
(平成30年2月)