細胞の膜の形を変えて整えるタンパク質の集合機構を初めて解明 ~免疫反応やがん細胞の転移の動的な仕組みの究明に期待~

2023/04/27

細胞の膜の形を変えて整えるタンパク質の集合機構を初めて解明
~免疫反応やがん細胞の転移の動的な仕組みの究明に期待~

概要

 奈良先端科学技術大学院大学(学長:塩﨑 一裕)先端科学技術研究科 バイオサイエンス領域 末次 志郎教授の研究グループは、がん細胞が移動する際や免疫細胞が病原体などを包み込んで消化する「食作用(ファゴサイトーシス)」の際に、異物の取り込み口となる突出したカップ型の構造(ファゴサイトーシスカップ)を形成するため、生体膜(脂質膜(*1))上にタンパク質が集合し、規則正しく並ぶように制御されるという機構を初めて明らかにしました。免疫応答やがん細胞の転移など細胞の形の動的な変化を伴う病気の解明にもつながると期待されます。

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問い合わせ先

研究に関すること

  • 奈良先端科学技術大学院大学 先端科学技術研究科 
    バイオサイエンス領域 分子医学細胞生物学研究室
    教授 末次 志郎
    TEL : 0743-72-5430 E-mail : suetsugu[at]bs.naist.jp

報道に関すること

  • 奈良先端科学技術大学院大学 企画総務課 渉外企画係
    TEL:0743-72-5026/5063 FAX:0743-72-5011 E-mail:s-kikaku[at]ad.naist.jp

※上記の[at]は@に置き換えてください。

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