NARA INSTITUTE of SCIENCE and TECHNOLOGY

PressRelease

マウス胚・細胞の生死を分ける"生存スイッチ"の一端を解明 タンパク質Zbtb38がXIAPの発現を高め、細胞死(アポトーシス)にブレーキをかける仕組みを解明 ~胚発生や細胞分化、がん細胞の生存に関わる新たな仕組みを発見~

マウス胚・細胞の生死を分ける

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 奈良先端科学技術大学院大学(学長:塩﨑一裕)先端科学技術研究科バイオサイエンス領域の松田永照博士、重岡稔章助教、石田靖雅准教授らの研究チームは、マウス胚およびマウス細胞を用いた研究を行いました。その結果、遺伝子の発現を調節するタンパク質Zbtb38は、XIAP遺伝子の発現を高めることで、アポトーシスに"ブレーキ"をかけていることが明らかになりました。Zbtb38が低下するとアポトーシスは増加しましたが、XIAPを過剰に発現させることで、この増加は抑制されました。さらに、Zbtb38がDNAに結合することによりXIAP遺伝子の転写を活性化することも示されました。これらの結果から、Zbtb38はXIAPの発現制御を通じてアポトーシスを抑制していると考えられます。

 本成果は、発生や分化における細胞生存の仕組みの理解を深め、がん細胞の生存制御を考える手がかりになることが期待されます。

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