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金属有機構造体(MOF)が加速するCO₂変換―振動エネルギーを活かす新しい触媒設計―

金属有機構造体(MOF)が加速するCO₂変換―振動エネルギーを活かす新しい触媒設計―

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 大阪大学産業科学研究所のCao Jingさん(大学院工学研究科博士後期課程)、佐々木蒼依さん(同 博士前期課程)、近藤吉史助教、Seo Yeongjun助教、後藤知代特任教授(常勤)(兼 奈良先端科学技術大学院大学先端科学技術研究科 教授)、関野徹教授、同大学院工学研究科 森浩亮教授の研究グループは、圧電体であるチタン酸バリウム(BaTiO)の表面に、2025年のノーベル化学賞の受賞対象にもなった多孔質材料である「金属有機構造体(MOF)」を被覆することによって、超音波照射下で二酸化炭素(CO)から一酸化炭素(CO)への変換が大幅に促進されることを世界で初めて明らかにしました。

 本研究成果は、「水中ではCOが触媒表面に届きにくい」という課題を、MOFによる吸着・濃縮によって改善したことで、「反応物を集め、活性点へ届ける反応場そのものを設計する」という新たな圧電触媒の設計指針を示しました。この反応場設計の考え方は、圧電触媒に限らず、光触媒や電極触媒など幅広いCO資源化技術への展開が期待されます。

 本研究成果は、米国科学誌 『ACS Catalysis』 に、6月1日にオンライン掲載されました。

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