奈良先端科学技術大学院大学(学長:塩﨑一裕)先端科学技術研究科 バイオサイエンス領域の伊藤寿朗教授らの研究グループは、シロイヌナズナを用いて、DNAが輪をつくることで、蜜腺の成長に必要な遺伝子の働きが高まる仕組みを明らかにしました。遺伝情報を担うひも状のDNAには、遺伝子の働きを高める調節領域があります。CRCとMYBというタンパク質が、離れていた遺伝子と調節領域を近づけ、間のDNAが輪のような形になります。これにより、蜜腺の成長を支える遺伝子の働きが高まります。さらに、CRCは、蜜の材料となる糖の輸送や、香り成分の一種であるテルペンの合成に関わる遺伝子の働きも調節していました。本成果から、CRCが蜜腺の成長を促すとともに、蜜の分泌や香り成分の合成に関わる遺伝子の働きを調節し、器官の成長と機能の両方を支えることが見えてきました。本研究成果は、英国の国際学術誌「Nature Communications」にオンライン掲載されました (DOI:10.1038/s41467-026-78943-6)。
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