技術経営公開講座「研究開発型ベンチャー戦略提携論」を開催(2010/08/04-05)

イベント報告 2010/08/20

 平成22年8月4、5日(水、木)、本学は、技術経営公開講座「研究開発型ベンチャー戦略提携論」を、先端科学技術研究推進センター研修ホールにて開催しました。

 本講座は、先端科学技術の事業化、研究開発型ベンチャー経営をわかりやすく理解してもらうことを目指しているもので、教職員・学生等から、約50名の参加がありました。

一日目には、本学久保教授(知的財産本部長)が「知的財産・技術経営とは?ベンチャー企業戦略的提携」と題して講演し、続いてFinTech Global Capital, LLCの橋本瑞彦氏が日本のベンチャー投資の現状と海外ファンドの最新情報について、大阪府産業デザインセンター/商工労働部経営支援課の杉本清氏が製品の企画・開発においてデザインをいかに効果的に活用するか、その手法について講演を行いました。

二日目には、NTT西日本 サービスクリエーション部新ビジネス部門の本橋健氏及び中村良太氏が、起業に役立つイノベーション思考について、講演を行いました。続いて株式会社リコー グループ技術開発本部の中村孝一郎氏が日米の大学、ベンチャー、コーポレートR&Dでの研究開発の経験をもとに、イノベーションとは何かについて、講演を行いました。また、最後の講義では、具体的なビジネスプラン2件について、全体でブラッシュアップのためのディスカッションを行いました。

 本講座は、起業経験者等第一線の実務家及び研究者の方々を招き、先端的な研究開発をいかにビジネスとしていくのかという技術経営上の諸課題や、特に経営資源の限られた研究開発型ベンチャーにおいて、いかに外部専門家等のリソースを活用するのかという外部連携の諸課題まで習得できる講義内容である点が、特徴となっています。

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