2026年7月17日(金曜日)に「心のエネルギー・マネジメントワークショップ」を開催しました。本ワークショップは、研究活動や就職活動、日々の大学生活においてストレスと向き合う大学院生が、自身のストレス反応を理解し、心のエネルギーを維持・回復するための具体的な方法を学ぶことを目的として実施しました。講師には、株式会社産業メンタルバランス代表取締役で精神科医、産業医の楠本朗氏をお迎えし、日本語・英語の2部構成で実施し、多くの留学生・日本人学生が参加しました。
「ストレス」ではなく、「心のエネルギー」に着目する
ワークショップでは、「ストレスそのものが問題なのではなく、ストレスによって心のエネルギーが低下することが問題である」という考え方を中心に、NIOSH(米国国立労働安全衛生研究所)の職業性ストレスモデルをもとに解説が行われました。参加者は、ストレス反応を「認知」「感情」「行動」「身体反応」の4つの視点から整理し、自身にどのような変化が現れるのかを書き出すワークに取り組みました。これにより、自分自身の「心のエネルギーのバロメーター」を把握し、不調のサインに早く気づくことの重要性について学びました。
ストレスへの対処法を学び、実践する
ワークショップでは、自分自身のストレス反応を振り返るワークに加え、ストレスへの対処法(コーピング)を数多く持つことの重要性について学びました。参加者は、日常生活の中で実践できるさまざまなストレス対処法を書き出し、自分に合った方法を増やすことの大切さを考えました。
また、後半のグループディスカッションでは、大学院生活を題材としたケースをもとに、ストレス要因や心のエネルギーを維持するための工夫について活発な意見交換を行いました。研究活動の中で直面しやすい課題について参加者同士で考えを共有し、互いの経験や視点から学び合う機会となりました。

