自分の興味の方向性に気づくことができた
稲益 秀成Hidenari Inamasu
株式会社ソニー・インタラクティブエンタテインメント 基盤システム・エクスペリエンス設計本部 ソフトウェアエンジニア
2021年度博士前期課程修了
情報科学領域 コンピューティング・アーキテクチャ研究室
現在、私はゲーム機のシステムソフトウェアの開発に携わっています。部門ではOSを中心とした低レイヤのソフトウェア開発を行っており、その中でもGPUのデバイスドライバを担当しています。デバイスドライバはハードウェアとソフトウェアの橋渡しを行うソフトウェアであり、GPUの性能を最大限に引き出し、快適で高品質なゲーム体験を支えています。また、ゲーム機は発売して終わりではなく、どんどんリリースされる新しいゲームに向けて不具合修正や画質・安定性向上のための改善を継続して行っています。ハードウェアの特性を深く理解しながら実装を行う必要があり、難しさもありますが、国内外の高い専門性を持つエンジニアと相談しながら開発を進めています。自分の関わったソフトウェアがゲーム体験の根幹を支え、ユーザーに届くことに大きなやりがいを感じています。
奈良先端大では、コンピューティング・アーキテクチャ研究室に所属し、高いエネルギー効率と汎用性の両立を目指したコンピュータの研究に取り組みました。研究を通じて、ハードウェアとソフトウェアの境界領域に興味を持つようになりました。修士論文では、ユーザーがハードウェアの特性を意識せずとも、AIアプリケーションからハードウェアを効率的に活用できるライブラリの研究を行いました。こうした関心が現在の「ハードウェアの力を引き出すソフトウェア開発」という仕事につながっています。
奈良先端大には、充実した研究設備や研究に没頭できる環境、そして最高の研究者達が揃っています。私自身もその環境の中で、自分の興味の方向性に気づくことができました。皆さんにもぜひ、この環境を活かして、自分が本当に面白いと思えるテーマや夢中になれる分野を見つけ、それを将来の進路へとつなげていってほしいと思います。
新卒採用の部門紹介動画の1コマ

