第28回奈良先端大産学連携フォーラム「最先端研究NOW ~未来へつなげる科学技術~」

開催日時 : 2014年1月22日(水) 13:30~17:00

場  所 : 関西経済連合会 中之島センタービル29階会議室

プログラム:(敬称略)

【挨拶】13:30~13:40 

奈良先端科学技術大学院大学 産官学連携推進本部 副本部長 久保 浩三

【研究成果紹介講演】13:40~15:40

■「バイオ・ビッグデータに挑む:健康維持のためのデータベース構築に向けて」

情報科学研究科 教授 金谷 重彦

(講演要旨)

ヒトは食べ物から栄養を摂取し健康を維持しています。つまり、食べ物がヒトの体にどのような影響を与えるかということを把握し食生活を管理すれば、 健康は維持されます。この考えのもと、多種多様な食べ物それぞれがヒトの体に与える影響(例えば、タマネギは食欲増進に効果がある等)についての、データ ベース (KNApSAcK Family DB)の開発を進めています。
本講演では、このKNApSAcK Family DBと、これから得られる体系的知見を紹介します。

◇            

■「免疫 ―高度に制御された生体防御システム―」

バイオサイエンス研究科 准教授 河合 太郎

(講演要旨)

免疫とは、ウイルスや細菌といった病原体の感染から身を守る為の生体防御シス テムであり、大きく自然免疫と獲得免疫に分けることができます。このうち自然 免疫とは、病原体の侵入をいち早く認識し、炎症を引き起こして病原体を排除しようとするシステムです。
本講演では、この自然免疫による病原体認識メカニズムや炎症反応の制御メカニ ズムについて説明し、本研究室の研究成果を中心に紹介します。

◇            

■「フレキシブル環境発電のための材料探索:身の回りの排熱を電気エネルギーへ」

物質創成科学研究科 特任教授 中村 雅一

(講演要旨)

人体や住環境では多くのエネルギーが活用されることなく排熱となっており、近年この排熱を電気エネルギーに変換するフレキシブル環境発電技術への期待が高まっています。排熱のごく一部でも電気エネルギーとして収穫できれば、例えば ヘルスモニタやセンサネットワークのための省電力電子回路を動作させることができます。
本講演では、熱電変換のための材料やその技術的背景およびシステムなどを解説 し、我々のこれまでの研究成果の概要を紹介します。

◇            

【コーディネータ自己紹介】15:40~16:10

■「産業界と奈良先端大を結ぶ専門家から皆様へ」

奈良先端科学技術大学院大学 産官学連携推進本部 西浦 義万、藤井 清澄、那脇 勝、井上 幸子、塚本 潤子

【情報・意見交換会】16:10~17:00

終了後に、講師との情報・意見交換の時間を設定しております。ぜひ、積極的に交流ください。

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◎参加ご希望の方は、申込書により、FAXまたはメールにてお申込み下さい。

◎本フォーラムの案内チラシ(pdfファイル157KB)

【お問い合わせ先】

公益財団法人 奈良先端科学技術大学院大学支援財団 企画事業部
TEL:0743-72-5810 FAX:0743-72-5819
E-mail:nitta@science-plaza.or.jp

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