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スタートアップ研究費を利用して


情報科学領域 数理情報学研究室(池田研)日永田 智絵 助教

2020年2月に本学に着任しました。6つ上の兄が本学情報領域の小笠原司研究室の出身で、私自身も修士課程進学の際に進路先として検討したこともあったので、本学は親しみ深い大学でした。

着任と同時にスタートアップ研究費をいただけるのは「ありがたい話だ」と思いました。 当時は大阪大学の特任研究員でしたが、ポストの切り替わりの時期は予算が取りにくく、また転出先に継続できる予算もなかったので、本制度はアプライの後押しになりました。

研究費を利用して多くの書籍を購入することができました。本制度による一番の成果は、サーベイ論文を発表できたことです。 私は社会的感情について研究をしているのですが、社会的感情は研究により定義も異なっており、工学的なアプローチの研究も少ないので、きちんと調べ、そしてそれを基礎として実験や調査への進められればと考え、まずはサーベイ論文としてまとめることに集中しました。

もしこれがすぐに成果を求められる研究費であれば、急ピッチで実験をしないといけませんが、本制度はスタートアップを支援してくださるとのことで、足場を整えつつ実験の準備を進めることができました。今まさに進行している実験に用いる機器も複数購入することができ、ありがたかったです。
(令和4年3月)

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