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アカデミックアシスタント制度を利用して


河野洋治 客員准教授
・本学バイオサイエンス研究科
・Shanghai Center for Plant Stress Biology junior group leader
AA小佐見謙一さん

子どもが6歳(平成23年度)と9歳(平成26年度)のときにアカデミックアシスタント(以後、AA)制度を利用させて頂きました。昨年度は、立体構造分析のエキスパートである小佐見さんの支援により、効率的に変異体を作製でき、実験にかかるコストや時間を大幅に節約できたことで、6本の研究論文を発表することができました。ご支援、有り難うございました。

本制度のご縁で、現在、小佐見さんはポスドクとして、私が現在所属する中国の研究所でも一緒に研究をしてくれています。私たちの研究分野では、解析を担う技術職員さんのスキルは1年では育ちません。経験を積めば積むほどスキルが上がっていくので、本制度をもう少し長いスパンで利用できるとよいと思います。

子どもを持ちながら研究を続ける環境は、大学全体のシステムよりも、研究室のボスの考え方(これまでどのように子育てに関わってきたか)に大きく左右されると思います。どうしても大学は男性中心の社会なので、男性の子育てに対する考え方を改善できたら、男女共同参画室がいらないような理想的な環境になると思います。男性の意識改革が一番大切で、難しいことだと思います。私自身も、現在の気持ちや子育ての経験を忘れることなく、多くの研究者がHappyに研究できる環境の構築に貢献できたらと考えています。
(平成27年7月)

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