2023.9.5　磯貝章太特任助教らの研究発表が2023年度日本生物工学会大会（第75回日本生物工学会大会）の大会トピックスに選出されました。

　2023年9月3日～5日に名古屋大学・東山キャンパスで開催された「第75回日本生物工学会大会」において、月桂冠株式会社（社長・大倉治彦、本社・京都市伏見区）との共同研究の成果に関する発表が、社会的・学問的に重要性が高い演題として「大会トピックス」に選出されました（https://www.sbj.or.jp/2023/news/news_20230821.html）。

【演題】
アセトヒドロキシ酸シンターゼ制御サブユニットのAla31Thr置換による清酒酵母のバリンおよびイソブタノール生産性の向上

【発表者】
〇磯貝 章太¹, 西村 明¹, 村上 直之², 堀田 夏紀², 小高 敦史², 豊川 洋一¹, 石田 博樹², 高木 博史¹ (1奈良先端大・研究推進機構, 2月桂冠・総研)（〇印は演者）

【発表の概要】 要旨（『第75回日本生物工学会大会 Topics of 2023 特別要旨集』より抜粋）
醸造過程において、酵母がアミノ酸の代謝により生産する香気成分は、清酒の呈味性・香味性に大きく影響します。本研究では、アミノ酸の一種、バリンを高生産する清酒酵母を育種し、バリンに由来する香気成分の清酒中の含有量を向上させることに成功しました。今回育種した清酒酵母を用いることで、従来の清酒とは異なる香味性を有する清酒が醸造できると期待されます。

【学会ホームページ】
第75回日本生物工学会大会「Topics of 2023」
第75回日本生物工学会大会 Topics of 2023 特別要旨集
第75回日本生物工学会大会
公益財団法人　日本生物工学会