高木研について

研究室の歴史

 旧・細胞機能学講座は、本学開学の翌年(1992(平成4)年度)に谷 吉樹教授が就任後、桂樹 徹助教授、小野寺慶子助手、吉田信行助手(現・静岡大学大学院総合科学技術研究科准教授)をスタッフに加え、応用微生物学に関する教育・研究を始めました。2006(平成18)年度には谷教授の定年退職に伴い、高木博史教授が福井県立大学生物資源学部より赴任し、酵母を中心とする微生物機能の分子レベルでの解析を志向する講座として新たなスタートを切りました。翌2007(平成19)年度には(株)島津製作所から大津厳生助教(現・筑波大学国際産学連携本部准教授)が着任し、計5名の教員で2010(平成22)年度まで応用分子微生物学に関する教育・研究を行ってきました。

 開学20周年を迎えた2011(平成23)年度からは、本研究科の組織再編に伴い、私たちの研究室は「統合システム生物学領域」に所属し、研究内容や方向性を明確にするため、名称を「ストレス微生物科学(Applied Stress Microbiology)」研究室に変更しました。

 その後、高木教授をラボ責任者(PI)として、2013(平成25)年9月に(独)酒類総合研究所から着任した渡辺大輔助教、2016(平成28)年5月に博士研究員から採用された那須野 亮助教の計3名で大学院生や研究生を指導し、微生物のバイオサイエンスを基盤に、本研究科では数少ない応用研究にも積極的に取り組んでいます(2016年10月に高木研究室10周年記念同窓会を開催しました)。

 2017(平成29)年4月からは、旧・動物細胞工学研究室(河野研)の木俣行雄准教授のグループが高木研究室に異動し、酵母の小胞体ストレスに関する研究・教育を行っています。また、2019年(令和元年)6月に渡辺大輔助教が京都大学大学院農学研究科に准教授として異動しましたが、同年10月には東北大学大学院医学系研究科から西村明 助教が着任しました。