[プレスリリース]バイオサイエンス研究科 伊東広教授らの研究グループが、細胞情報伝達タンパク質を標的とした新規薬剤の作用機構を解明(2010/07/13)

研究成果 2010/07/14

動物の体の中でホルモンや神経伝達物質が細胞に働きかけると、血管が収縮したり、神経細胞が興奮したり、血小板が凝集して血が固まったりと様々な応答が起こります。このさいに細胞外のシグナル(信号)を細胞内へ伝達する分子として細胞膜にある「Gタンパク質」は極めて大事な役割を果たしています。

本学バイオサイエンス研究科の伊東広教授らのグループは、Gタンパク質に結合することで、シグナルの伝達を遮断する低分子化合物の立体構造と作用機構を世界で初めて明らかにしました。過剰なホルモン・神経伝達物質などにより起きる病気や、調節が効かなくなった腫瘍などの病気に対する新たな治療薬の開発へのブレークスルーになるとともに、Gタンパク質の活性化機構をひも解く上でも大変重要な情報を提供します。
この成果は、7月16日(金)に米国科学アカデミー紀要(PNAS)の電子版に掲載されます。

■プレスリリースの詳細は以下のページでご覧ください。

NEWS & TOPICS一覧に戻る