JST地球規模課題対応国際科学技術協力プログラム(SATREPS)の平成23年度新規採択研究課題に採択(2011/04/20)

お知らせ 2011/05/11

独立行政法人科学技術振興機構(JST)の地球規模課題対応国際科学技術協力プログラム(SATREPS)の平成23年度新規採択研究課題が決定され、本学バイオサイエンス研究科の明石欣也助教を研究代表者とする研究課題が環境・エネルギー分野に採択されました。
なお、平成23年度研究課題として全4分野で合計108件の応募があり、11件の研究課題が採択されました。

研究代表者(所属・役職) 明石 欣也(バイオサイエンス研究科・助教)
研究課題名 ボツワナ乾燥冷害地域におけるヤトロファ・バイオエネルギー生産のシステム開発
研究開発課題概要 ボツワナでは乾燥と冷害のため植物一次生産量が低く、バイオエネルギーを基盤とした低炭素社 会を実現する上で問題となっており、効率的なバイオマス増産のための技術開発が必要である。一方ボツワナは、乾燥冷害に高い適応を示す野生植物の遺伝子資 源と、種に油分を豊富に含みバイオ燃料として有望視される樹木のヤトロファ固有種を有する。本研究では、ボツワナが有するこれらの生物資源に着目し、ヤト ロファの育種に活用することで、生産性とストレス耐性を強化したヤトロファ優良品種の開発を行う。さらに、気象変動に柔軟に対応するヤトロファ栽培システ ムを、ボツワナ乾燥冷害地帯において確立し、自国生物資源とICT栽培管理に立脚した循環型バイオエネルギー生産モデルを構築する。

本事業は、科学技術と外交を連携し、相互に発展させる「科学技術外交」の強化の一環として、文部科学省・外務省の支援のもと、JSTと独立行政法人国際協 力機構(JICA)が連携して実施するものです。開発途上国のニーズをもとに、地球規模課題を対象とし、将来的な社会実装の構想を有する国際共同研究を政 府開発援助(ODA)と連携して推進することによって、地球規模課題の解決および科学技術水準の向上につながる新たな知見を獲得することを目的としていま す。

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