〔プレスリリース〕皮下の血管の様子を非接触・リアルタイムで鮮明に可視化 レーザー照射とカメラ撮影の僅かなギャップで散乱光をキャッチ ~注射・採血、診断などの医療応用に期待~

研究成果 2019/10/30

 奈良先端科学技術大学院大学(学長:横矢直和)先端科学技術研究科 情報科学領域 光メディアインタフェース研究室の久保尋之助教、岩口尭史博士後期課程学生(現:九州大学助教)、舩冨卓哉准教授、向川康博教授らと、米国・カーネギーメロン大学のSrinivasa G. Narasimhan教授、アリゾナ州立大学のSuren Jayasuriya助教らによる研究グループは共同で、皮下の血管の様子を非接触かつリアルタイムで鮮明に可視化する技術を開発しました。この技術によって、血管が細いため、注射や採血が難しい高齢者や子どもの静脈の視認が容易になるほか、足の血管がこぶのように膨らむ下肢静脈瘤などの疾患の診断などへの応用が期待されます。

 この研究成果は、10月21日付で国際学術誌 IEEE Transaction on Visualization and Computer Graphics (TVCG) に掲載されました。

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