第4回生駒市図書館北分館での国際交流イベントの実施(2023/12/9)

イベント報告 2023/12/25

 12月9日(土曜日)に生駒市の北コミュニティセンターISTAはばたきにて、国際交流イベント「第4回留学生と絵本であそぼ」が開催されました。このイベントは、生駒市と本学との間で結ばれた包括連携協定に基づき、生駒市の皆さんと本学がさらに交流を深めていきたいという思いから、留学生と図書館北分館が協力して開催しています。
 今回本学から参加したのはエジプト人留学生のHabiba Heshamさんと、このイベントで司会・通訳を担当している留学生・外国人研究者支援センター(CISS)のキング・ロバートUEAチーフです。また、11家族(2歳~11歳のこども18名とその保護者)の一般参加者が集い、絵本読み聞かせやゲームを通して英語に触れ、また、Heshamさんとの交流を通してエジプトの国や文化に対する理解を深めました。
 はじめに図書館北分館の司会者及びCISSのキング・ロバートUEAチーフが参加者へ挨拶を行い、ウォーミングアップとして恒例の「Head, Shoulders, Knees and Toes」を英語で歌いながら踊りました。
 今回の読み聞かせに選ばれた絵本は、エリック・カール著の「From Head to Toe ~できるかな?あたまからつまさきまで~」です。図書館職員による日本語と、Heshamさんによる英語の両言語で読み聞かせが行われ、子どもたちは絵本の登場人物と一緒になって体を動かしながら話を楽しみました。
 続いて外国文化紹介に移り、Heshamさんがエジプトの文化や長い歴史、史跡についてプレゼンテーションを行いました。同様に、大エジプト博物館をはじめ、エジプトや日本で開催されているエジプトの文化イベントについても紹介が行われました。参加した親子ともに、有名な遺跡や遺物の話に熱心に耳を傾け、イベント後のアンケートでは、「エジプトに行って、歴史を直接見てみたい」という声が多く寄せられました。
 プレゼンテーションに続いて、Heshamさんがエジプトのゲームについてルール説明を行いました。参加者が隣の人と手を重ねて輪になり、英語で日曜日から順に一人ずつ曜日を言っていきます。土曜日を言う順番が回ってきた人はそのタイミングで自分の左手に乗せている隣の人の右手をたたきます。手をたたかれた人は輪を抜けることになり、これを最後の一人になるまで続けるというものです。ルールが理解できる年齢の子どもと大人はグループに分かれてゲームに挑戦しました。単純なゲームに見えますが、スピードが速ければ速いほど間違えやすく、参加者たちはペースが速くなるにつれて思わず笑い声をあげていました。 ゲームの後、エジプトに関係する絵を題材にしたぬり絵の時間となり、子どもたちは太陽の神ラー、猫、ツタンカーメンのマスクの中から好きなものを選んで色を塗りました。その際、エジプトの象形文字も紹介され、自分の名前を象形文字で書こうとする子供たちもいました。
 イベントの大半が英語で行われましたが、子どもたちは興味深く聞き入り、エジプトとその文化について理解を深めることができました。今後も生駒市と協力し、留学生と生駒市民が交流しながらお互いを知る新たな機会を作っていきたいと思います。3月に予定されている次回の図書館イベントにおいても、子どもたちにとって興味深く、学びの場となるよう留学生と思案し企画する予定です。  

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