イベント報告 2025/10/28
2025年10月23日(木曜日)に本学ミレニアムホールにて、NAIST×J-PEAKSキックオフシンポジウムを開催しました。
本学は、令和6年度 地域中核・特色ある研究大学強化促進事業(J-PEAKS)に採択され、生産年齢人口が急激に減少する我が国において、研究開発力を維持・強化するための取り組みを、令和7年度より開始しました。本事業の構想やリソースを関係者や地域の皆様と共有し、課題解決に向けたアプローチを共創する場として、キックオフシンポジウムを開催いたしました。
はじめに塩﨑 一裕学長より開会挨拶が行われ、本学の特色を生かしつつ社会実装に向けた価値を共創することの重要性が強調されるとともに、J-PEAKSへの採択を受けて、研究大学として新たなフェーズへ進むにあたり、本日を「第2の創立記念日」としたいとの意志が示されました。続いて、文部科学省 科学技術・学術政策局 総括官 井上 睦子氏による来賓挨拶、一般社団法人人口減少対策総合研究所 理事長 河合 雅司氏による「人口減少社会と大学の役割」と題した基調講演が行われました。基調講演では、今後の人口減少社会における大学の役割や課題、取り組みについてお話いただき、本学の今後についても大きな期待が寄せられました。
次に、本事業における東南アジア諸国からの戦略的な人材リクルートと育成に関する戦略を真木 壽治 国際連携・人材開発推進機構 副機構長より、自律的研究強化・社会実装システム(NAIST-ARWIT)に関する戦略を藤井 幹也 データ駆動型サイエンス創造センター 副センター長より紹介しました。
この後、「グローバル人材×研究自動化・自律化×データ共有による価値創造-NAIST J-PEAKSが共創する未来とは-」をテーマにパネルディスカッションが行われました。モデレータに藤沢 久美氏(株式会社国際社会経済研究所 理事長)を迎え、パネリストとして河合 雅司氏(一般社団法人人口減少対策総合研究所 理事長)、永井 智樹氏(JSR株式会社 マテリアルズ・インフォマティクス推進室 室長)、SAKTI SAKRIANI (本学 情報科学領域ヒューマンAIインタラクション研究室 教授)、新城 雅子(本学 キャリア支援部門 客員教授)、船津 公人(本学 データ駆動型サイエンス創造センター長)が登壇し、社会実装に向けた価値を創造すること、大学と企業が連携すること、および日本や世界が直面する課題を理解した人材育成の重要性について議論が交わされ、活発な意見交換の場となりました。パネルディスカッション総括として、塩﨑 一裕学長と藤沢 久美氏の対談が行われ、最後に、濵口 道成氏(J-PEAKS伴走チーム 首席サポーター)より大学の転換期にある今日における本学の事業に対する期待を込めた総評をいただき、太田 淳理事・副学長の閉会挨拶にて盛況のうちに幕を閉じました。
本学では今後、企業や地域の皆様と共創し、J-PEAKS事業をさらに活発に進めていきます。











